family【番外編】

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YG「・・・ホソクか」




『名前なんて聞かなくていーじゃん。まじむかつく！さっさと始末してよ』






位の低い人間は上の奴に意見を言うことすら許されないのか


立場が弱い人間は上の奴の気分で人生を捻じ曲げられなければならないのか








やっぱり僕の想像していた通りの場所だった
クソみたいな人間


クソみたいな社会







クソみたいな



YG「うちのが悪かったな。」


『・・・は？』

HS「え？」





あいつが発した言葉は
謝罪の言葉だった。





『ちょっと、オッパ！』



YG「ちょっとじゃねーよ。どうせお前が突っかかったんだろ！」


『はぁ？違うし！！あいつが喧嘩売ってきたの！！』





どう言うことか




ユンギは眉間を押さえながら彼女に向き合った



彼女も僕も驚いている







YG「死ぬほどプライドたけぇお前が
正論言われて言い返せなくて俺に泣きついてきただけの間違いだろ


あのなぁ。確かにお前は強いしいい女だしそこらのやつとはちげーけどよ
そのプライドに任せて
仲間を蹴落とそうとするのはやめろっていつも言ってるだろ

まじでこれ以上部下に迷惑かけんな」







・・・・・・なんか



想像してたのと違う






もっと悪魔みたいな人間で
俺みたいな野郎なんてすぐ殺すと思ってたのに


めちゃくちゃ正論かましてる






彼女は




この前のように



顔を真っ赤にして
ユンギを睨みつけた








『・・・・・・・オッパのばか！！！なんでそいつの味方するの！！もう知らないっ」』



HS「あ、ちょっと」




YG「はぁ・・・・・」




HS「あの、追いかけなくてもいいんですか？」




YG「いいんだ。どうせすぐ戻ってくる」






彼は何か考え込んでいるようで

無言が続き気まずい空気が流れた
居た堪れなくなって
何か話そうと口を開いた時



YG「お前・・年いくつ？」



「１５、です」




YG「そうか



なぁ・・・お前に頼みたいことあるんだけど」






「・・・・・・・何か？」






YG「あいつの教育係やってくんね？」















「・・・・・・・・・・・・・・はい？」





何だって？






YG「ちょっと、甘やかしすぎてよ・・・昔は可愛かったのに

今はあんな感じでさ、困ってんだわ




お前年近いし、頭良さそうだし




いろいろ教えてやってほしい」











・・・・・・・・・・・・・いや、はい？

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