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『っ生意気！！！！下っ端のくせに！！雑魚のくせに！！』
「雑魚じゃないし！お前よりかは強いし！」
『さいってー！！信じらんない！！！オッパに言い付けてやるっ！！』
そう捨て台詞を吐いた後
うわーん
なんて言いながら走っていった。
「おいお前！！Aさんに何言ったんだ！！！」
一部始終を見てたやつに思いっきり殴られる
すいません
なんて右頬を抑えながらも考えるのはあいつのこと
・・・・・Aって言うんだ
あんなに生意気なくせに
ちょっと言い返したら顔真っ赤になって怒ってさ
可愛くないやつ
「何笑ってんだ！！！お前殺されるぞ！！」
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
後日
あのミンユンギが僕を直々にお呼びとのことで
オフィスは騒然としていた
昨日僕を殴ったやつは胸の前で両手を合わせてるし
「・・・・・・もう死ぬ前提なのかよ」
やっぱりあの女がチクったんだな
くそ
もっと冷静に対処していればよかった
ここで殺されでもしたらミッションが達成できなくなってしまう
土下座でも指一本でも落として許してもらうか
とりあえずあの女の機嫌を取らないといけないよな
「・・・・はぁ・・・・・こんなはずじゃなかったのになぁ」
重い足取りで部屋の前に立つと
顔面が怖すぎるおじさんが部屋の中へと僕を押しやった
真っ赤な絨毯の床
漆黒の机に皮でできたソファ
その真ん中に座ってこちらを見つめる色の白い男
そして後ろの机に座ってこちらを睨む女
僕はまた拍子抜けした
ユンギという男が想像しいたより若かったからだ
しかももっとゴツくて体がでかいやつかと思ったのに
体の線は細くて、色は白い
そいつはニコリとも笑わずに何考えてるかわからない顔でこっちを見つめていた
後ろの男に蹴られてその場に崩れ落ちる
必然的に土下座する形になった
あの女がクスクス笑う声が聞こえる
心底腹が立つ
その声を
「A」
制したのはユンギだった
『こいつよ。こいつ。私のこと馬鹿にしたの』
YG「・・・・名前は？」
・・・・名前か
もうこの世界に入って長い
だから偽名を使うことの方が長い
どれを使うべきか悩んだ挙句
「・・・・・・ホソク」
偽りのない本当の自分の名を名乗った
変に偽名を使って疑われるわけにはいかなかった
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ちゃろすっこ(プロフ) - Blueさん» コメントありがとうございます！そんな！！たくさん読んでいただいてめちゃくちゃ嬉しいです！ (2022年12月30日 0時) (
レス) id: ba16a42c1e (このIDを非表示/違反報告)
Blue(プロフ) - ちゃろすっこさんのお話すごく面白くて、family以外にもユンギさんと可愛い幽霊の女の子のお話とか、たくさん読ませていただきました。本当に面白くて儚げなところもあって大好きです。これからも応援してます✨ (2022年12月29日 21時) (レス) id: b9849a8568 (このIDを非表示/違反報告)
ちゃろすっこ(プロフ) - akuneさん» コメントありがとうございます！導かれる！？それは嬉しすぎますぅぅ！！ (2022年12月7日 21時) (レス) id: ba16a42c1e (このIDを非表示/違反報告)
akune(プロフ) - 食い入るように導かれるようにこちらも読み始めてます！！このシリーズごちそうさま過ぎて困ります！大好きです！ (2022年11月23日 8時) (レス) @page7 id: 785498f7f4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちゃろすっこ | 作成日時：2022年11月20日 2時
