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小｜中｜大｜「ねぇ、太宰君。君がそんなに死にたいなら、、、」

「死にたいなら？何？貴方まで僕の自 殺をやめさせようとするの？」

　目の前にいる太宰君は不思議そうな顔をしていた。何を言うのか分からないと。
　それを見ながら、僕は微笑えんで言った。

「死にたいのなら僕を殺してからにしてよ。」

　幼い彼は一つしか見れない目を驚きの色に染めた。

　これは僕が太宰君にかける呪い。決して解ける事のない呪い。

　今日彼と僕の友人が死んだ日、彼は生きることに縛られた。決して彼が死なぬ様に。他ならぬ僕によって。


　注意事項

・不定期更新

　上橋菜穂子さんの作品「獣の奏者」とお名前をお借りしました。執筆状態：更新停止中

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作者名：もくれん | 作成日時：2019年8月14日 10時

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