入ったら出られなくなる恐怖の宿〜小説版〜

恐怖の宿 Part7 ページ7

出る方法は古そうなドアの部屋にある隠し扉みたいだ。

でも、そこの部屋の鍵はこの日記の人も見つけられてなさそうだ。

鍵の手がかりはなし...か。

「一先ず、いっぱい部屋があるからそのどれかの中にあるんじゃないか？」

シンタローの言うとおり。
でも、部屋に入ったらモモやマリーみたいに....。

でも、そういうシンタローとかだって怖いはずだし、みんな同じ気持ちだと思う。
わがままは言っちゃいけないよね。

「まずは一番近い真っ黒なドアにしない？」

カノの言われた通りに入る。
中も真っ黒で何も見えない、明かりなんてない。

ここはお化けとかでも出そうな凄い雰囲気。

「怖いな...不気味だ。」

キドは怖いのか小刻みに震えていた。
そんな時笑い声が聞こえた。

〔イッヒヒヒヒヒッ〕

みんなそれが怖くて誰？と聞いている。
そしてカノと疑われた。

〔イッヒヒヒヒヒッイヒヒッイヒヒッ〕

どんどん笑い声が大きくなっていく。
この声はカノじゃない、メカクシ団の人の声じゃない！

〔イッヒヒヒヒヒッイヒヒッイヒヒッイッヒヒヒヒヒッ...みぃ〜つけた〕

みんな怖くなり、部屋から走って逃げた。
後ろを見ると誰も追ってきていなかった。

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