拠り所（×橙） ページ16
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とあるMV撮影の日。
今回は全体に加えて1人ずつのダンスシーンもあるみたいで、メンバー達は順番に撮影中。
私はもう撮り終えて、この後に控えている全体撮影に向けて振り付けを確認していた。
新曲の振り、これが結構複雑で大変なのだ。
順番が私の次だった康二の撮影を遠くで眺めながら、流れる音に合わせてなんとなく手を動かす。
何度も同じ所を繰り返して…やっと撮り終えた康二は、真っ先に私の元までやって来た。
向「おわったぁ〜」
「おつかれ」
向「へへ、何回もやり直させてもうた、」
どこか力の入ってない笑顔に、
…あ、これは。と思った。
「私もあれくらいやったよ」
向「あ、ほんま？」
「うん。…最後のカット、完璧やったね」
向「んー、…そやろ？笑」
適当に得意げな顔をするけど、そのまま私の隣に並んで、足元にへなへなとしゃがみ込む。
…最終的に完璧なテイクでOKをもらったけど、本人的には納得いってないらしい。
気にすること無いのにな、と思いつつ、その項垂れた頭のてっぺんを見下ろす。
すると、
…ぎゅ、と私の脚に腕を回してきた。
「…ん？」
向「Aちゃん、脚寒ないん？」
「ん、なに…大丈夫やで？」
右脚に抱き着くように腕を絡めて、子供のような目で私を見上げる。
…最近では珍しかった、ミニスカートの衣装。
久々に晒してるその太ももに、康二は容赦なくほっぺをくっつけてきた。
向「ほんま？ちょっとひんやりしとるで？」
「…」
向「心配やなぁ…」
「…すりすりすんな、」
向「…むふっ、むっちゃきもちい、これ、笑」
「心配ちゃうやん」
ちょっと目閉じて、勝手に感触を楽しんでるけど。
その顔が本当に癒されてるみたいだから、…まぁとりあえず放っておくことにした。
渡「…え、アイツら何してんの？」
宮「あれは……Aの脚に、康二がひっついてるね。」
渡「何でだよ」
目「ていうかアイツ…見ようとしてねぇか？」
渡「いや、あの角度はもう見えてるだろ」
阿「あほか。見えても大丈夫なようにちゃんと黒パン履いてるに決まってるでしょ。笑」
目「あぁ、そっか…さすがあべちゃん」
宮「……って、何で当たり前のように把握してんの？」
阿「ん？」
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黒葡萄(プロフ) - にゃんころがりさん» いつもありがとうございます！お仕事お疲れ様です…！ちょっとでも癒しになってくれたら私も嬉しいです(´˘`)♡ 良いお年をお迎えくださいませ〜！ (2022年12月30日 17時) (
レス) id: 9de473efb1 (このIDを非表示/違反報告)
にゃんころがり(プロフ) - 更新ありがとうございます(^^)仕事の休憩中に更新通知が来て癒やされたくて飛びついて読ませてもらいました！さくまさんとのお話で癒やしパワー倍増でした！ありがとうございます。良いお年をお迎えください(*^^*) (2022年12月30日 16時) (レス) @page36 id: 2f2c4b7be0 (このIDを非表示/違反報告)
黒葡萄(プロフ) - にゃんころがりさん» ありがとうございます！そんな！その一度がとっても嬉しいです！コメントもありがとうございます*ˊᵕˋ* (2022年12月17日 16時) (レス) id: 9de473efb1 (このIDを非表示/違反報告)
にゃんころがり(プロフ) - 更新ありがとうございます(*^^*)どうして♡や投票は一度しか送れないのか…と悲しくなっちゃう位毎回楽しませてもらってますー！ (2022年12月16日 23時) (レス) @page21 id: 2f2c4b7be0 (このIDを非表示/違反報告)
黒葡萄(プロフ) - にゃんころがりさん» ありがとうございます！(^^) 嬉しいです〜〜いつも素敵な感想送ってくださるので語彙力ありまくりですよ( ˶'ᵕ'˶)！笑 またこれからも楽しんでもらえたら嬉しいです！ (2022年11月29日 17時) (レス) id: 9de473efb1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：黒葡萄
| 作成日時：2022年11月25日 7時
