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どうしてここまで気にかけてしまうんだろう、と自分でも少し不思議だった。
でもそれは…彼女が纏う、この儚げでやわらかな空気が心地良くて、触れていたくて。
自分自身が、彼女のそういう所に癒されてる部分があるからなのかな…なんて思った。
突然消えて、もう二度と戻らなくなってしまうのが…怖いから。
安定しているように見える彼女の、不安定な部分を、少しでも支えられたら。
…彼女のこの奇跡的なバランスを、傍で見続けることができるんだろうか。なんて。
「舘様は…」
宮「ん？」
「どうして、いつもそんなに余裕があるんですか…」
Aを連れて、来た道を戻っている時、ふと隣からそんなに疑問が飛んでくる。
宮「あのねぇ…言っとくけど俺、Aの2コ上だよ？」
「でも、2歳しか違わないのに…」
宮「……Aが高1の時の、高3だよ？」
「…そう言われると、めっちゃ大人に思えてくる」
宮「ふふ、でしょ」
張り詰めた空気が抜けていくように、かわいい笑顔。
…さっきのパフォーマンスからは想像もできないな。
宮「ていうかさぁ…」
「ん…？」
宮「いつまで舘様って呼び続けるつもりなの？」
「え？…でも、あだ名だし、」
宮「いや、好きなように呼んでくれたら良いとは思ってたけど…。裏でまでずっと"様"づけは…流石にちょっと、ねぇ？」
こっちも気が引けるというか何というか。
そしたら、その感じを察してか、Aも「あー…」と少し考える。
「…じゃあ、涼太？」
宮「えっ。…そうくる？」
「だめ？」
宮「……普通に舘さんとかでも良いんだよ？」
「宮舘くんとかでも？」
宮「あ、そうだね、うん、」
「宮ちゃんとか？だてりょ？」
宮「うん…全然何でも、」
「じゃあ涼太で。」
宮「まじか…」
思った以上に距離を詰められてドキッとした。
いや悪い意味じゃなくて。
自分から呼んでくれるなんて…すごく嬉しいけどさ。
「……涼太、から、Aって呼ばれるの好きなんで。私も…そう呼ぼうかなと」
宮「…そっか…」
「…」
宮「じゃあ俺も、」
「…？」
宮「楠呼びに変えるね」
「なんで戻すねん」
そうして笑い合ってから、お互いの名前を呼ぶ度に…
俺達の関係は、どんどん安定したものになっていった。
ファンの方達から「安定のだてのき」なんて言われてしまうくらいには…ね。
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黒葡萄(プロフ) - にゃんころがりさん» わ〜ありがとうございます(´˘`*)♡ そうだったんですね！楽しんでいただけて良かったです！.ˬ.)" (2022年11月21日 21時) (
レス) id: 9de473efb1 (このIDを非表示/違反報告)
にゃんころがり(プロフ) - ぴんくさん担なので終始口元ニヤニヤで読んでしまいました！黒葡萄さんが書かれるメンバーさん毎回本当に可愛いですね♡更新ありがとうございます(*^^*) (2022年11月21日 1時) (レス) id: 2f2c4b7be0 (このIDを非表示/違反報告)
黒葡萄(プロフ) - にゃんころがりさん» いつもありがとうございます(ˊ˘ˋ*)♡ 毎回そうして伝えてくださって、本当に嬉しくてありがたい限りです！今後も楽しんでお読み頂けたら幸いです¨̮⃝ (2022年11月14日 20時) (レス) id: 9de473efb1 (このIDを非表示/違反報告)
にゃんころがり(プロフ) - めめのドラマを観て泣いて、めめに慰めてもらう。全めぐろ担の夢ですね(*^^*)今回の更新も楽しく読ませていただきました。ありがとうございます♪好きなものは好きー！って伝えたい派なのでコメントしつこかったらすみませんm(__)m (2022年11月14日 2時) (レス) @page46 id: 2f2c4b7be0 (このIDを非表示/違反報告)
黒葡萄(プロフ) - にゃんころがりさん» こちらこそコメントありがとうございます！キュンキュンしていただけて本望です！笑、いつも本当にありがとうございます☺️ (2022年11月7日 23時) (レス) id: 9de473efb1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：黒葡萄
| 作成日時：2022年10月16日 16時
