紅一点、ちょっとクールでかなり沼。２【Snow Man】

Dance Practice動画の裏側 ページ39

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とあるDance Practice動画の撮影日。


何回も撮り直して、皆が納得いくようなテイクが撮れた所で、確認も含めて一旦休憩のような時間になった。


何度も踊ったから流石にキツい。

後半の数回に関しては、羽織っていたパーカーも邪魔になって脱いでしまった。


でも、そのおかげもあってか良く踊れてるし、これでOKになれば良いな…


……と、撮影した動画を眺めながら考えていた時。










ラ「……」

目「…ラウ、どした？」

ラ「え？…いや……笑」










目の前にめめラウ出現。

何か考えてたらしく黙り込んでいたラウに、めめが肩を組んで声を掛ける。


…なんか、めめちょっとニヤついてるけど。


すると、ラウは画面の中から私にぱっ…と視線を移して、

"これ、言って良いのかな…" みたいな顔をしながら、










ラ「あのね…」

目「うん」

ラ「ちょっ…と、目のやり場に困る。」

渡「はははっ！」










遠慮がちに冗談っぽくそう言えば、全然違う場所から笑い声が聞こえてきて、目を向けたら翔太だった。

いやいや、何？










ラ「ごめんねAちゃん、Aちゃんは何にも悪くないんだけど」

渡「そうね？格好がね？」

「ああ、これ……」










ヘラヘラしながらラウの肩を持つ翔太。


そう言われて自分の格好を見ると、確かに。

元々上からパーカーを羽織る想定で用意された服装だったので、それを脱いだ今は…ぴたっとした、黒色の短めのタンクトップのみ。

シンプルだけど、肩や腕、胸下部分も出ている。


職業柄なのか、こういう格好にも抵抗が少なくて意識しなかったけど…露出度は高めだ。



若干申し訳なさそうにニコニコするラウと、普通に笑ってる翔太と、ちょっと微笑む程度のめめ。

3人に注目されながら、私はペットボトルの水を飲む。


…そして、










「…ラウール、」

ラ「え…はい、」

「……慣れろ。」

ラ「あはははっ！」










堂々と真正面からそう言うと、想定外の返しだったのか超音波が飛んできた。

それにつられるようにして、他のメンバーも吹き出す。










佐「慣れろやばいね」

渡「お前男前すぎるだろ」

深「まぁ、確かにこういう衣装とか度々あるからね、今後のためにもね！」










まぁ私は特に気にしてないけど…って、翔太笑いすぎ。





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