どこで見定めてどこまで吐き出す ページ11
.
それから更にまた数分。
「……ん…？」
岩「うん？どうした？」
「止まった…かも。」
佐「まじ！？」
向「ほんまぁ！？」
「うん、」
そぉーっと、ハンカチを外して、ティッシュも離してみると…
岩「…お？」
「なんかいけそう！ひかるくん手離してみて！」
岩「はい」ﾊﾟｯ
「…」
「「……」」
「………スゥ…
………止まった！！！！」
「「おおー！！」」
「あ、ちょっと待ってて！」
深「え？笑」
ラ「なんかトイレの方行っちゃった」
渡「………お、帰ってきた」
向「どしたん？」
「いや、…何かムズムズするなぁと思っておもっきし鼻ぷんッッてかんだらめちゃくちゃ血の塊みたいなの出てきて、それ出したらもう鼻血出る気配も完全に消えて超スッキリした！！！！」
向「いや知らん！！！！」
深「確かに鼻血って何かそーゆー時あるけど！全部言わなくていーのよ！！」
「だからもう大丈夫！！」
目「ほんとに…？」
阿「あんまり無理矢理出しきるのは良くないってさっき見たけど…まぁ大丈夫そうならいいか？」
「ってことでみんな…色々とごめんなさい。ありがとうございました」
佐「いいってことよォ！！」
ラ「もう出さないでね」
宮「うん。しばらくはお大事に」
「はい！！！」
と、ようやくいつものサークルの時間が始まって、皆もそれぞれに騒ぎ出したけど。
深「……A、」
「ん？なぁにふっかさん」
深「おまえさ、あんま無理すんなよ」
「え、…いや全然、してないよ…？」
深「んー、なんつーか…まぁ、調子悪い時まで無理して我慢しなくていーんだから。ね？みんなおまえのこと優しくしてやりたくてやってんだからさ」
「…ほ……」
深「…前に言ったろ、こんな時ぐらい素直に甘えていいって。Aは…そゆの苦手かもしんないけど。
ふ、でも俺なんか、ちょー甘えやすいっしょ？なーんも気にしないよ、俺」
「…、」
深「な、A、」
「……ふっかさん、」
深「うん？」
「………ちょっと貧血気味、かも」
深「…ん、わかった。あっちでちょっと休んでような」
そう言って頭をふわふわ撫でたふっかさんは、私と一緒に端っこで休んだ。
.
ω･`)チラッ→←綺麗な水、冷たい氷、真っ赤な熱い優しさたち
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1371人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
黒葡萄(プロフ) - 塩野紗稀さん» こんにちは！ありがとうございます！☺️ 何度も読み返して下さってとても嬉しいです…！のろのろ更新ですがこれからも頑張ります！！お気遣いありがとうございます🥹 (3月6日 12時) (
レス) id: 9de473efb1 (このIDを非表示/違反報告)
塩野紗稀(プロフ) - こんにちわ!!このシリーズ大好き過ぎて更新されるまでに何回も読み直してます!!大好きです!!これからも無理のない程度に更新頑張ってください!! (3月4日 23時) (レス) @page11 id: 9a8af20bd2 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：黒葡萄
| 作成日時：2024年2月27日 2時
