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私達が驚いていると、すぐに唇を離す二人。
それから見つめ合って何かを話す。
「…か、彼女、ですかね」
錦「普通に考えたら、そうやんな」
その様子をじっと見ながら
そんなことを言っていると、
錦「…ん？何か渡して…」
何かに気付いた亮先輩が、目を凝らす。
私も同じように見てみると、
その女の人が忠義先輩に何かを渡していた。
紙みたいなものを何枚か…って、あれまさか、
「お金…！？」
錦「やっぱそうやんな、
見間違いかと思ったけど…」
ますます謎が深まっていく二人の関係。
私が頭の中を整理しようとしてる間に、
女性は手を振って別れていく。
忠義先輩もその場で同じように手を振る。
錦「…賄賂？」
「いや そうだとしても居酒屋の前で渡しませんよ」
錦「じゃあ…身売り？」
「友達との約束ためにそこまで！？」
大「えっ？」
「…あ。」
…これは完全に亮先輩のせい。(
亮先輩が謎のタイミングでボケを連発するから…！
つい勢いで大きめの声を出してしまった私は、
思いっ切り忠義先輩に気付かれてしまった。
その様子を見ようと
電柱から顔を覗かせた亮先輩も、
ばっちり見られる。
その場で硬直する私たちを、
不思議そうな顔で見つめる忠義先輩。
…でも、やがてその表情が驚きに変わっていって、
大「…Aちゃんと亮ちゃん！？」
…そりゃバレますよね、大して距離も無いし。
すぐ見破られた私達は
そそくさと電柱の影から出てきて、
お店の前へと到達。
近くまで来たら、
相変わらずの身長差に懐かしさを感じた。
「…」
錦「…」
大「え？待って？なんで二人が…てか何この偶然」
「…」
錦「…」
大「ちょ、こわ、何で無視なん？」
…忠義先輩ごめんなさい、
無視じゃないんです答えられないんです。
ていうか偶然でも何でもないんです
仕組んだんです。
そんな私たちの曖昧な表情で
何かしらを察したらしい忠義先輩は…
大「…俺、身売りちゃうで？」
「いやそれは分かってます」
"忠義先輩…そうだったんだ…"
の表情じゃないですから。
…ああもう色々ぐだぐだ。
錦「とりあえず中で聞かせてもらうわ」
大「え、聞かせてって…何を！？
てか俺今日ヤスと…」
「後で説明しますから！」
大「どういうこと！？」
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黒葡萄(プロフ) - ゆっちさん» ありがとうございます！とても嬉しいお言葉です…。今まで以上に書くのが遅くなってきているので、頑張ります笑 (2018年8月9日 10時) (
レス) id: b14b83fbb2 (このIDを非表示/違反報告)
ゆっち - 本当にこの作品がめっちゃ好きです！最近そんな更新されてないので更新しちゃってください！これからも応援してます！ (2018年8月9日 8時) (レス) id: 97646d7482 (このIDを非表示/違反報告)
黒葡萄(プロフ) - おおおいさん» ありがとうございます！！ (2018年8月4日 5時) (レス) id: b14b83fbb2 (このIDを非表示/違反報告)
おおおい - この作品の更新があるたびに一人で「おぉ、、、、、!」(いやっふぅ〜!!!)←心の中でさけんでます(((続きが気になるぅ! (2018年8月3日 21時) (レス) id: b4b5488299 (このIDを非表示/違反報告)
黒葡萄(プロフ) - 春歌さん» ありがとうございます！ (2018年7月30日 18時) (レス) id: b14b83fbb2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：黒葡萄
| 作成日時：2018年7月4日 18時
