入部のきっかけ ページ2
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あれは4月。
中学からの友達だった藍海が、
部活見学に誘ってきた。
藍海「行こっ！ねっ？お願い！！」
「えぇぇ…うーん…」
単なる見学なのに、私がこんなに渋る理由。
それは…
「だって、軽音部でしょ…」
藍海「そこをなんとか！」
そう！軽音部の見学だというのだ！！
私は軽音部に関して
やたらと悪いイメージを持っている。
ざっくり言うと、
部員がチャラそうとか…怖いとか…。
そんなブラック(?)な部活に、
真面目に生きてる私が行くと思いますか？
そりゃね、藍海はノリが良いから、
そういう所にも入っていけるタイプだけど！
藍海「私本当に入りたいんだよ〜
ギターやりたいの〜お願い〜〜」
「うぇぇ…」
藍海「そんなに？
そんな嗚咽出るくらい嫌がる？」
「うん…怖い…」
藍海「大丈夫だよ！
私がずっとそばにいるから！
何なら私もちょっと怖いし！←
だから2人で行こうよ！ね？」
「…だぁぁぁ分かった！じゃあ行くよ！」
藍海「おっしきた！そう来なきゃね！」
こんな感じで説得させられてしまい、
二人で向かうは軽音部の部室。
ガチャ
藍海が扉を開く。
こもっていた音が一気にクリアになる。
私が大きな音にビビっている間に、
ずんずん部室へ入っていく藍海。
「あれ？藍海ちゃんじゃん」
藍海「あ！ども！」
いつの間にか、知らない男の先輩に
話しかけられてる藍海。
「知り合い…？」
藍海「あ、この人？
私の兄ちゃんの後輩だよ！」
え？
お兄ちゃん？後輩？
一体何の話ですか！？
藍海「あれ言ってなかった？
私の兄ちゃん、ここの軽音部のOBなの」
聞いてねぇよぉぉぉぉぉ(
じゃあお前全然怖くないじゃぁぁぁぁん((
そんな裏切られた()私を置き去りにして、
次々に部員の先輩達と話して
交流の輪を広げていく藍海…。
やばい、
やばいですよこれは。
一人でおろおろしていると、
何だか怖い雰囲気の人達が
部室の片隅で練習しているのを見つけた。
それはまさに私がイメージしていた通り。
固まる私。
「…あ、」
その中でも一際怖そうな人と、
目が、合ってしまった。
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黒葡萄(プロフ) - Arcさん» コメントありがとうございます！返信遅くなり申し訳ございません。間違いのご指摘ありがとうございます、今更ですが修正させていただきます。気付かせて頂きありがとうございました！ (2019年1月3日 15時) (
レス) id: b14b83fbb2 (このIDを非表示/違反報告)
Arc(プロフ) - 初めまして！！読ませて頂いてます！ほんとに面白いです！！１個間違いを見つけてしまったんですが…いいですか？ティンパニーはティンパニですよ！気になって言いたくなっただけなんですけどね笑ごめんなさい！ (2018年11月19日 23時) (レス) id: 5e2fcb0a36 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：黒葡萄
| 作成日時：2017年7月22日 1時
