Contrary Love 2 [Alan]

no.90 ページ40

亜嵐side








見てて愛おしくなる子。







何してても、最近はずっとAちゃんのこと考えてるんだよ。









街歩いてて
あの桜、Aちゃんみたい。とか









店にいても、この服似合いそう。とか









街中のカップル見て羨ましくなったり









その、Aちゃんの小さい手

繋ぐのも俺だけがいい。






ギューて抱きしめてあげられるのも俺って








何があっても、俺が守るって






そうなりたいんだ。









今だって、1人でガッチガチに緊張してる



ドキドキだってするし









Aちゃんの前だと、どんどん俺が俺じゃなくなる



自信なんて、ない








前までは、まだヘラヘラしてられたけど









もう、それすら無理。







学校でだって、沢山可愛いって声聞いてる

いつ取られるかもう、不安だから









…余裕なんて一つもないんだよ。








だから、聞くだけでいいから


俺の話きいてくれるかな？







・






・








｢ねえ、｣


A｢…なに？｣


｢あのさ、｣


A｢だから、、なに？笑｣









ああもう、なんですんなり出てこねえの









A｢ちょっと、何。ほんとにどうしたの｣


｢…すき。｣


A｢…へ？｣


｢だから、Aちゃんのこと好きなの。｣







投げやりになっちゃった

こんなに、タイミングとかかんがえてたのに

もっとちゃんと言おうとしてたのに









でも、本当だよ








｢Aちゃん、好きです。｣

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