Contrary Love 2 [Alan]

no.61 ページ11

ごめんて、謝ってくる白濱亜嵐







何も悪いことしてないのに。









私こそ…ごめんね









｢…ありがと｣



亜嵐｢…うん。｣









もう少し、気を付けてれば









だって、この間の時点で何となくわかったはずじゃん。



なんでこんな重要なこと忘れてたの。









怖かったのと、白濱亜嵐が来て少しほっとしたのと









もう自分の感情が訳分からないよ









よく分からなくても、涙って自然と出てきて









亜嵐｢…Aちゃん？｣





｢…ごめん｣





亜嵐｢謝らないで。大丈夫だから｣









不器用だけど、優しく涙をぬぐってくれて



大丈夫って落ち着かせてくれる









こんな白濱亜嵐みたことない。









そのとき、なり続ける電話




そこには玲於の文字









出れなくて、しばらくすると消えた。









でも2秒後ぐらいに裕太くんの文字が映る









…心配しか、かけてないじゃん









亜嵐｢…出ないの？｣








…でたいけど、心配かけちゃう






亜嵐｢…出ようか？｣




｢…でてくれる？｣




亜嵐｢…わかった｣









泣いちゃってるし、うまく話せないし









白濱亜嵐に、でてもらって









沢山やってもらっちゃってる。ごめんね。

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