Contrary Love 2 [Alan]

no.64 ページ14

亜嵐side









昨日、家までちゃんと送って。








ゆっくり休むんだよって、嫌ってほど伝えといた








心配だけど、まだそこまで踏み込めないから



迷惑になるかもって思うじゃん









玲於くんとか中務先生とはちがう


俺の立場は。







・






・








出勤すると、やっぱりAちゃんの姿はない









｢店長。Aちゃんは…？｣




美奈子｢休みだって。体調不良って言ってたわ｣




｢そうでしたか…｣








昨日のこと、伝えないとかな。
あの人ストーカーでしたって。









A店長に昨日のこと話していいよ。体調不良って送っちゃったけど…

亜嵐いいの?大丈夫?


Aあの人のこと、店長も心配してくれてたから

亜嵐わかった。りょーかい。 ゆっくり休みな








タイミングよく来たLINE









心配だったけど、文章からはいつもと変わらない。









あとで、電話してみよっかな。
出てくれるかは分からないけど






・







・







店長に、すべて話して。









とりあえず、Aちゃんのいない分忙しいかもしれないけど、Aちゃんの為だし









こんな状況で、働かせるわけにはいかねーから









美奈子｢Aちゃん、落ち着いたら連絡とってみてもらってもいい？｣




｢そのつもりでした。電話掛けてみます｣





美奈子｢よろしくね。｣









また、殻に閉じこもっちゃわないといいけど

no.65→←no.63

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す