【完了】33話なんじゃね？ ページ34
貴方side
先程からペラペラと並べる数式や公式。もっと効率のいい教えて方があるのに、なんて思いつつそれを右から左へ聞き流す。
理解はできるけど、ぶっちゃけやらなくても大半の問題は解ける。
一度聞いたものは忘れない脳をしていてくれたおかげだ。
天才だ、なんて周りには言われていたが点の取り方が上手かっただけなのだ。ヤマを張れば大抵そこは出るし、ただ運が良かっただけとも言える。
運も実力のうちってね。
｢ねむ……｣
ペラペラ話す担任を少し睨む。きっと寝れば怒り出すんだろう。ならもっと面白い授業をしろっての、と逆に怒りたくなる。
イライラしながらちゃっかり目を閉じる。眠気には誰も勝てはしないのだ。勝手に言い訳をしてから深い眠りについた。
い……おき………
い……おき……ろ…！！！
やかましい。夢の中でも静かにはならないのか。安息の場所はないのか。いらいらが止まらない。
｢池沢！！起きろ！！｣
｢んだよぶっ飛ばすぞマジで｣
｢起こしただけで物騒すぎるこいつやだ｣
目の前には神童がいた。若干顔が引いている。寝起きは誰だってこんなもんだろ。
霧野も霧野でドン引きしてる。顔が引きつっている。ごめんって許して。
気付けばあたりには誰もいなかった。外では皆の声が聞こえる。もう部活の時間か。
｢なぁ、本当に行くのか｣
霧野が心配そうに尋ねた。
何のことだ？と首をかしげたか瞬時に思い出す。ああ、神崎さんのところか。高飛車な子のところで一発格闘しなければならない。
ぶっちゃけ面倒だが、避けられないことだ。先延ばしにしててもいい事は一つもない。
｢ああ。行くよ。｣
｢俺、ついてく｣
霧野はこちらをしっかり見て言った。それはいい、と俺は断る。
誰のせいでこうなったと思ってるんだと怒鳴りたくなったが、そこはきちんと霧野もわかっていることだろう。
だからこうやって行くと言ってくれた。その気持ちだけでいい。許してあげられる。
｢気をつけて。終わり次第部活に顔出すように。今日はメニューをこなさなくてもいい。
だからくれぐれもお互いに怪我をしないように｣
｢キャプテン。それは俺へ代わりののメニューかな｣
神童は縦に首をふった。心配をしてくれている彼らのためにもあまり無茶はできない。
きちんと話して、しっかり解決すべき問題。なかなか骨が折れるメニューだなと思わず苦笑いをこぼした。
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
ラッキーアイテム
神童のワカメ
ラッキーカラー
あずきいろ
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 60人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「イナズマイレブン」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
きんぐ(プロフ) - 南川マサ丸舞さん» はい！わかりました！わざわざコメありがとうございます(ﾉД`) (2013年5月6日 21時) (
レス) id: 3d8198513a (このIDを非表示/違反報告)
きんぐ(プロフ) - 続編の小説が消えました。すいませんです。また、新しい小説を考えております。その小説もよろしくお願いします。 (2013年4月9日 20時) (レス) id: 3d8198513a (このIDを非表示/違反報告)
猫村友衣歌(プロフ) - 幸福安心委員会好きです！ サボりん もウケましたｗ (2013年4月3日 20時) (レス) id: 6c9766218e (このIDを非表示/違反報告)
いるるん(プロフ) - ↓だっだっだっだっだっだっだっだっだだだ、大丈夫かぁああああああああ!! (2013年4月3日 20時) (レス) id: 4be41aa348 (このIDを非表示/違反報告)
いちゅ - ナ・ナンジャコリャー！↓↓ (2013年4月3日 20時) (レス) id: 8b3ba270dd (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：きんぐ | 作成日時：2013年3月22日 17時
