7 ページ7
それからは、いつもと変わらない日常を過ごしていた。
マヨラーさんには、無理するなと言われたけど、
仕事を減らすわけにもいかない。
『いつもありがとうございます』
マヨラーさんは相変わらず、ほぼ毎日コンビニに立ち寄って、
マヨネーズと煙草を買っていく。
今まで気にしてなかったけど、何でこんな所のコンビニに来るんだろう...
巡回ルートの通り道とかなのかな..いつも一人みたいだけど..
そんなことを思った日の夜、私は掛け持ちしているバイトの一つ、
スナックで、お客様の接待をしていた。
〈お客さんも引いたことだし、今日はもう閉めようか〉
お世話になっているオーナーに言われ、店の片付けを始める。
時刻は深夜2時、いつもより早い上がりだ。
ここのスナックは常連さんが多く、紳士的なおじ様たちばかりで、
コミュニケーションをとるのが苦手な私でも、
オーナーがいつも一緒になって盛り上げてくれるから、
いつも楽しく働かせてもらっている。
_______ガラガラガラっ..
帰り支度をしていると、戸が開いた。
あれ...看板さっきしまったんだけどな...
『すみません..先ほど片付け終わってしまっ____』
その人が顔を上げた瞬間、鼓動が高鳴った。
「...ト..トイレ...貸してくだ...さい...」
そこには、顔を歪めに歪めているマヨラーさん。
隊服ではなく、着流しを身に纏っていた為、
気が付くのに少し時間がかかった。
「....ト...トイレを...」
マヨラーさんは、恐らく私には気付いているけど、
それどころではなさそうだ...
『こ、こっちです...!』
私は自然とマヨラーさんの腕をとって、トイレまで連れて行った。
34人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「銀魂」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
てい(プロフ) - 夢嵐。さん» な、なんと...(T_T)!自己満足作品でも書いた甲斐があります...!夢嵐様の作品も覗きにいってみますね(^-^)/コメントありがとうございました! (2020年11月14日 4時) (レス) id: 51fbc336c0 (このIDを非表示/違反報告)
夢嵐。 - 研究室の土方さん(x)を読んでから、ていさんの作品にどハマりしてしまいました。…新作待ってます!(私も嵐の小説書いてるので、よかったら見てください)←さりげなく宣伝(笑) (2020年11月14日 1時) (レス) id: af858c3285 (このIDを非表示/違反報告)
てい(プロフ) - 都さん» そう言って頂けて嬉しい限りです;_;ありがとうございます! (2020年9月29日 23時) (レス) id: 51fbc336c0 (このIDを非表示/違反報告)
都 - 完結おめでとうございます!面白かったです!キュンキュンしました! (2020年9月29日 17時) (レス) id: 89cdf63d52 (このIDを非表示/違反報告)
陽渚(プロフ) - 恋人とか友人は…完結おめでとうございます! (2020年9月1日 23時) (レス) id: 0a67e21c60 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:てい | 作成日時:2020年8月23日 7時