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突然の ページ43

「これくらいでいい?」


櫻「さすが...ありがと笑」


家に帰り、櫻井さんがお酒の準備をしている間に
私は軽めのおつまみを作りテーブルへと並べた


「お風呂入ってからじゃなくていいの?」


櫻「今日はこのままがいいの」


「...?」


普段は帰ってきたらすぐに脱ぐ上着も羽織ったまま
...改めてみるといつも以上にオシャレな気がする


「ジャケットなんて珍しいね?」


櫻「え、今?遅くない?笑
久しぶりに着てみたんだけど...違和感ある?」


「ううん、カッコいい」


櫻「あらありがと」


「...何か今オネェいた?」


櫻「気のせいだと思う」


ふざけ合いながらソファーへ腰を下ろすと
櫻井さんは紙袋からワインを取り出した


「わー赤ワインだー♪」


櫻「はいどーぞ笑」


「ありがとー♪」


ワイングラスに半分ほど注ぎ、軽くグラスを合わせる
一口飲んだだけで身体がブワッと熱くなった


「お...美味しい〜!!」


櫻「だろ?笑」


「さっすが鈴さん♪」


櫻「いやそうだけどさ...俺も褒めてよ...」


「ふふ、流石櫻井さん笑」


ポンポンと頭を撫でると、満足げに微笑んだ
褒めてと言う櫻井さんがあまりに可愛くて


「可愛いー!」


櫻「男に可愛いって言うな!」


「イタッ!」


軽く頭を叩かれ、不貞腐れながらもワインを飲む
...何か、凄く良い休日を過ごせたかも


「櫻井さんっ」


櫻「ん?」


「今日はありがとうございました^^」


櫻「...!どういたしまして笑」


私の言葉に一瞬目を見開いて驚くも
すぐに笑って私の頭を引き寄せ、自分の肩に乗せた


「ふふふ笑」


櫻「っ...あのさ、A」


「んー?」


櫻「_____結婚しようか」


「......え?」

彼のプロポーズ→←美味しいワイン



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作者名:momoiro | 作成日時:2021年3月31日 21時

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