相性【桃】 (ページ22)

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epi.20 ページ22

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一番最初にお店についた私は予約した大ちゃんの名前を告げて奥の個室へと通された
雰囲気が凄く素敵なお店でやっぱり芸能人って色んなお店知ってるんだろうな～って少し大ちゃんが遠く感じた

先にとりあえず飲み物だけ頼んだ

病み上がりでお酒ってどうなのかなって思いながらもやっぱりこんな素敵なお店に来たからには少し飲みたくなってお酒を頼んどいた

5分ぐらい待ったら

『中でお連れ様がお待ちです』

なんて声が個室の外から聞こえて｢ありがとうございます｣って大ちゃんの声と｢え､連れって誰？｣っていう京ちゃんの声が聞こえてきた

面白くなってクスクスと肩を震わせて笑っていると
入口から二人が入ってくる

京｢え､ A !? ｣

｢京ちゃんやっほー｣

吃驚して目が点みたいになる京ちゃん
大ちゃんは京ちゃんの隣でめちゃくちゃ笑ってるし笑

佐｢大我俺達仲直りしたから ! 今日はそれを伝えようと思って｣

大ちゃんがニコニコと伝えれば｢じゃあまた三人で集まれるってこと !? やった｣って可愛いことを言う

私達の前では弟感が強い京ちゃん

｢ごめんね先に飲んでた｣

京｢全然いいよ､俺達ちょっと遅くなったし｣

佐｢そうそう｡ってかA 病み上がりなのにお酒呑んじゃ駄目でしょ～｣

｢う … だって折角三人集まれたし呑みたい｣

佐｢だめー､ Aは次からお茶ね ! ｣

私の心配をした大ちゃんは｢まったく…｣って私の頭の上に手をポンと置くとそのまま撫でた

いやいや待ってなに？

撫でられる私は茹でダコみたいになって俯く
それをみた京ちゃんは …

京｢え､なにその甘い雰囲気｣

不思議そうに少し赤い顔で私たちを見ていた

何で貴方が顔赤くなってんのって心の中でツッコミをいれたら店員さんが二人の飲み物を運んできて乾杯した

京｢で ? 二人は付き合ってんの ? ｣

佐｢ “まだ” だよねー ? ｣

明らかにまだを強調する大ちゃん
京ちゃんも｢なるほどねぇ｣なんてニヤニヤしちゃって

｢京ちゃん顔がうるさいよ｣

京｢ちょっと今日辛辣過ぎない ? ｣

｢ふふ､気のせいじゃないかな ? ｣

私と京ちゃんがお酒を嗜んでる横でオレンジジュースを飲む大ちゃんは私達をみて笑ってる

佐｢この感じ懐かしくてなんか嬉しい｣

私もそう思ってた
また三人で集まれる日がくるなんて … 本当に嬉しい

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