epi.16 Daisuke S ページ17
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仲直り出来たあの日からAとはよくメッセージのやり取りをしていたのに週明けになった途端 分かっていたはずだけど時間の合わなさに 悲しくなった
デートしたい
とか考えていたのに Aは土日休みだし 俺の土曜日休みの日までお預けか …
今日は珍しく 早朝の生放送のニュース番組に少し出演したら終わりだった
まっすぐ家に帰る途中ふと時計をみる
Aが会社に行く時間ぐらいかな 少し会いたいな
そう思った俺は Aの住んでる階数のボタンを押した
ただ行ってきますって元気な顔が少しみたいだけ
そんな言い訳を考えながら エレベーターから降りると
頭を抑えながらうずくまっているAに会った
おでこに触れた手から熱を感じる
こんな状態で仕事に行こうとしたなんて馬鹿じゃん
もっと自分を大切にして欲しい
寝室に運んで寝かせてあげると
必要な物を買いに行くことにした
ゼリーと冷えピタと ､ あとなんか欲しいかな 〜
Aのことを思いながらする買い物は特別楽しくて 終始うきうきした
さっき借りてた鍵を使って家に入ると 寝室からスヤスヤと寝息が聞こえてきた
佐 ｢ キッチン借りるよ ｣
寝ているAに聞こえてないだろうけど声を掛けて 作り方を調べながら卵粥を作ってみた
作り終えたらAの傍に座って頭を撫でて見つめる
｢ … ん ｣
少し目が開いたAは ｢ へへ 大ちゃんがいる ｣ なんてふわっと笑って 俺が撫でていた手を取って指先に ちゅ と軽くキスをした
驚きで声が出ない俺をよそに あざとい本人は再び眠りについてた
佐 ｢ いや 心臓に悪いって … 可愛過ぎでしょ ｣
あざとい警察が出動してきて 逮捕しちゃうぞ
繋がれた手を見つめて お返しだから って言い聞かせながら俺もAの指先に軽くキスをした
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作者名：なっつ
| 作成日時：2022年5月25日 20時
