まずい。 ページ2
「ま〜ず〜い〜」
私は机に突っ伏し、どっはぁぁぁと息をつく。
冷房で微かに涼しくなった部屋。机隣に置いたケージから、ぐらが顔を覗かせ、「どんまい」というように「ふしゅっ」と鼻を鳴らした。
冷房つけたばっかりだから、暑い。
しかもじめじめする。梅雨入りしたのだ。
私は顔を上げ、肘をついて目の前の窓から曇り空を眺めた。
そんな憂鬱な空気の中、私は何をしているか。
＿＿＿＿＿部活である。
演劇部と文芸部を兼部している私。演劇部に目を向けていたら、いつの間にか明日が文芸部原稿の締め切りだったのだ。
一学期に一回、プラス、特別号。
そんな割合で、お題に沿った小説を書き、部でまとめて本にする。
製本後は図書室に置かれ、何気に多数の読者に配布されるのだ。
「下手なこと書けないよなぁ…」
完全お通夜モードの私。ぐらの手も借りたいぐらい、ネタがない。
ふと、今回のお題を思い出し、笑みがこぼれた。
「悪魔と少女、か…」
悪魔、っていうか…。
晴くんの能力は確かに、暴走したら危ないけど。
もしも、と私は思いをはせる。
「使いこなせたら、悪魔みたいですごいなぁ…」
「何がだ」
「んー…え！？」
うわっ。
私は声にならない悲鳴を上げてしまう。なぜなら。
「晴くん…？何やってんの」
悪魔みたいに真っ黒な羽。
後ろにはひょろっと細長い尻尾。
でも、以前よりずっと人間に近い、晴くんが窓にしゃがみ込んでいたから。
彼は目を細め、にひっと笑うと、右手に持ったバッグを揺さぶる。
「この間旅行行ったんだよ。そのお土産」
「普通に入ってきなよ」
「近道したんだ」
そういって晴くんは羽をパタパタさせた…あ！
私は内心どきどきしながらも尋ねる。
「飛んで…来たの？」
「おう」
あっけらかんとした答え。マジか、いいなー。
流石に顔に表れていたのか、晴くんは笑顔で言った。
「空中散歩でもするか？」
「いいの！？…あー、でも…」
私はまっさらな原稿に視線を落とす。
「締め切りが、ちょっと…」
「手伝うか？」
…瞬時にありがとう！と言った私でした。
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レナ - ﾅ...ﾅﾝﾀﾞｯﾃeeeeee! 遊び尽くす一年･･･! 僕も欲しい!!w 今日はテストでした･･･ agdrghvhfyibuujfhfufkdjjikruuyhv wwwwwwwww (2018年6月22日 17時) (
レス) id: ce1804826a (このIDを非表示/違反報告)
モモハ(プロフ) - レナさん» ふっふっふ、駄目に決まってるでしょう()私は中高一貫なので遊びつくす一年になりそうです、 (2018年6月10日 11時) (レス) id: 7ea4a0fdca (このIDを非表示/違反報告)
レナ - そうだったんですか...!!! テストどうでしたか?私は・・・チーン そして来週は2連チャンのテスト地獄が待っています。。。今年が受験だからかなぁ (2018年6月10日 7時) (レス) id: ce1804826a (このIDを非表示/違反報告)
モモハ(プロフ) - レナさん» こちらこそありがとうございます！テスト前です← (2018年5月17日 16時) (レス) id: 7ea4a0fdca (このIDを非表示/違反報告)
レナ - 更新アザス!!! テスト後の癒しです!! (2018年5月16日 21時) (レス) id: ce1804826a (このIDを非表示/違反報告)
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