22枚目 ページ24
な、な、なにこの人たち！？
とくに後ろのおじさんすごい怖いよぉ……どうしよう。
とりあえず、ままま魔王様探さないと！
「あ、あのっ！」
裏返る声なんて日常茶飯事。私は盆を握りしめて、目の前に居た男の人に話しかける。黒いアホ毛がピョコっと反応し、琥珀色の垂れ目と視線が合った。途端に笑顔で応じられる。
「ん、どうしたの？」
「そそそそのですねっ、魔王様はどちらにおられましゅＫ」
「ぶふぉっ！」
私が話し始めると、いきなり吹いた彼。え、え、え！？私、なんかしちゃった！？
あわわわわわ、と目を白黒させる私からおじさんへと目を向け、爆笑し始める。
「はっ、ちょっ、ぷはっ！つぼった、つぼった！魔王様ってどこいるんだろうね主サマ〜！」
「う、うっせぇ！ヴァルくんのばーかばーか！」
「いや、バカって言った方がバカですから」
「じゃあどっちもバカだな、解散」
解散した！？
というか、あれ？
私は恐る恐るヴァル、さん？の横に顔を出し、おじさんを見た。
「あの……魔王様、ですか？」
泣きそうな面持ちでこちらを見やるおじさん。拗ねたように机に突っ伏せた。
「そうです、俺が魔王です！いいよもう村人に戻ろうかおじさん！？」
「えっ、あ、あ……すいませんでしたぁぁぁぁぁ！」
咄嗟に盆を置き、ずべしゃあああ、と土下座して頭を床にこすりつける。
や、や、やっちゃったぁぁぁぁぁ！？
ごめんなさい！ごめんなさい！と連呼する私に対し、いいよ、と笑顔で返す魔王様。
「俺も魔王に見えないって……わかってるから」
ぎゃっ、逆に雰囲気悪くなるんですよもう!
こと、と魔王様の机にティーセットを置くと、駆け足で去る私であった。
「アルフさんって、キャバクラとか行くんですね……！」
「それどこ情報ですか」
その後しばらくアルフレッドはチャラフレッドとして有名になったとかなってないとか。
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モモハ(プロフ) - 鬼羅.。さん» うおお、めっちゃびっくりした。ありがとね(*'▽') (2018年8月3日 20時) (
レス) id: 7ea4a0fdca (このIDを非表示/違反報告)
鬼羅.。 - 一位おめだぜ！本当に応援してる！これからも楽しみにしてるから！頑張ってね！一言ですまんぜ！ (2018年8月3日 20時) (レス) id: a6f636573d (このIDを非表示/違反報告)
モモハ(プロフ) - うららkさん» ありがとうございます(*´∇｀*)！先日はアドバイスいただき本当にありがとうございます。うまくできてるかわかりませんが、これからも頑張りますのでよろしくお願いします！ (2017年11月8日 20時) (レス) id: c93a555509 (このIDを非表示/違反報告)
うららk - おお！ １位おめでとうございます！ 陰ながらあなたの作品をいつも応援しています！ 更新頑張ってください。こんなに面白いのはあまり読んだことがないので、ワクワクします！ (2017年11月8日 18時) (レス) id: 469d2368ce (このIDを非表示/違反報告)
モモハ(プロフ) - ことね提督 元燐華さん» めっちゃ嬉しいです(｀・∀・´)ありがとうございます！ (2017年10月28日 17時) (レス) id: c93a555509 (このIDを非表示/違反報告)
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