18枚目 ページ20
豪勢な紅いカーペットを、私とソフィは進んで行く。
天井の金があしらわれたシャンデリアから、メイドたちの服の質まで。この国は何もかもが豪華なのだ。
これも、全て他の国から取り上げたものなのだろうか。
リオナは目を伏せ、前に組んだ両手をきゅっと握りしめる。
そんな中、ソフィは城の端にある小さな木の扉を開けた。普段誰も近寄らないようなところだ。リオナは気を引き締めつつ中へ入る。
薄暗い明りのもとには、少し古そうなエレベーターが。ゆっくりと中に入り、地下へと入って行く。
この女の子は、何者なんだろう。
「あ、あの……」
「っ、どうしたの？」
今まで無言で案内していたソフィが、遠慮がちに振り向いた。
「本当に、来てもつまらないと思いますよ？」
「いいのよ。お城を探検しているみたいで楽しいわ。ありがとね、ソフィ」
「こ、こちらこそでしゅ」
エレベーターから降り、苔の生えた石畳の上を歩いて行く。洞窟のようで、うっすらと寒く感じた。
やがて行き止まりまでつく。リオナは首を傾げた。
「道、間違えたのかしら？戻りましょu」
「いえ、ここです。ふふ、見ていてくださいね」
ちっぽけな宝物を見せる子供のように、純粋無垢な笑みを浮かべたソフィは、壁の煉瓦の一部を押した。その瞬間、ごごご、と壁が動き始める。
「ソフィ、これは……」
「お城の隠れ部屋です。さぁ、どうぞ」
真っ暗な空間へ、リオナは足を踏み入れた。
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モモハ(プロフ) - 鬼羅.。さん» うおお、めっちゃびっくりした。ありがとね(*'▽') (2018年8月3日 20時) (
レス) id: 7ea4a0fdca (このIDを非表示/違反報告)
鬼羅.。 - 一位おめだぜ！本当に応援してる！これからも楽しみにしてるから！頑張ってね！一言ですまんぜ！ (2018年8月3日 20時) (レス) id: a6f636573d (このIDを非表示/違反報告)
モモハ(プロフ) - うららkさん» ありがとうございます(*´∇｀*)！先日はアドバイスいただき本当にありがとうございます。うまくできてるかわかりませんが、これからも頑張りますのでよろしくお願いします！ (2017年11月8日 20時) (レス) id: c93a555509 (このIDを非表示/違反報告)
うららk - おお！ １位おめでとうございます！ 陰ながらあなたの作品をいつも応援しています！ 更新頑張ってください。こんなに面白いのはあまり読んだことがないので、ワクワクします！ (2017年11月8日 18時) (レス) id: 469d2368ce (このIDを非表示/違反報告)
モモハ(プロフ) - ことね提督 元燐華さん» めっちゃ嬉しいです(｀・∀・´)ありがとうございます！ (2017年10月28日 17時) (レス) id: c93a555509 (このIDを非表示/違反報告)
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