10枚目 ページ12
ちょっと待て、なんだこのラノベ的展開は。
俺の嫁(美少女)がベッドで押し倒してきた。これは……どうなんだ!?
と、まあ普通はこういった思考に陥ると思うわけでございますがね。
嫁が短剣片手に押し倒してくるってのは、どうなんだ?ん?
俺の上に跨ったリオナちゃんに、ちょっと、と静止を呼びかける。
「え、どうしたの?おじさんなんかしたっけ」
「いいえ何も」
最近の女の子の考えがわからないんだが。
冷や汗をかきつつ退かそうとするも、なんとリオナちゃんってば積極的すぎ。恋?恋しちゃった?俺ってば罪な男だなあハハハーかっこぼうかっことじ。
「すいません魔王様。私、貴方の命をいただきに上がりました」
「サキュバスって実在したのか」
「違わい」
リオナちゃんが敬語を崩した。親近感めっちゃ上がったんですけど、仲良くなった気がするんだけど!
という俺の興奮を他所に、リオナちゃんは続けた。
「突然ですいません。私は隣国のフィーハル王国の者でして。先日勇者に選ばれたので、貴方を倒さなければならないのです」
「そうだね、突然だね、ドア五兆回くらい叩いてから出直そうか!」
な、なんで国王になってそうそう殺されにゃいかんのだ!意味わからないよ!?
気をとりなおして、俺は上半身をゆっくり起こしつつ反論する。
「……俺のどこが不満なわけ?」
あ、何これすごい倦怠期の夫婦みたい。
「武力にものを言わせるこの国の主だから」
……え?
「え、この国そんなひどいことしてんの?まじぽん?」
「本気と書いてマジです」
初耳なんだけど。
110人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
モモハ(プロフ) - 鬼羅.。さん» うおお、めっちゃびっくりした。ありがとね(*'▽') (2018年8月3日 20時) (レス) id: 7ea4a0fdca (このIDを非表示/違反報告)
鬼羅.。 - 一位おめだぜ!本当に応援してる!これからも楽しみにしてるから!頑張ってね!一言ですまんぜ! (2018年8月3日 20時) (レス) id: a6f636573d (このIDを非表示/違反報告)
モモハ(プロフ) - うららkさん» ありがとうございます(*´∇`*)!先日はアドバイスいただき本当にありがとうございます。うまくできてるかわかりませんが、これからも頑張りますのでよろしくお願いします! (2017年11月8日 20時) (レス) id: c93a555509 (このIDを非表示/違反報告)
うららk - おお! 1位おめでとうございます! 陰ながらあなたの作品をいつも応援しています! 更新頑張ってください。こんなに面白いのはあまり読んだことがないので、ワクワクします! (2017年11月8日 18時) (レス) id: 469d2368ce (このIDを非表示/違反報告)
モモハ(プロフ) - ことね提督 元燐華さん» めっちゃ嬉しいです(`・∀・´)ありがとうございます! (2017年10月28日 17時) (レス) id: c93a555509 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ