チャーリーさん、若い? ページ22
「他に、願い事は…」
私ははいはい!と手を上げる。
隣で豪華な椅子に座る月輝は若干不服そう。え、なんでさ。あんな豪華な椅子に座ってんのに。
とりあえず、お願い事。
「質問たーいむ!」
「わかった」
よっしゃ。
私はニヒっと笑うと、心の中でガッツポーズからの逆上がりをした。
…なんでしたんだろ。
「グレイは、何歳っすか」
ん?と隣を向くと、そこには真剣な顔をした月輝の姿が。
機嫌治ったのか、よかったよかった。私より先に質問するなんてな、ちくしょー!
グレイはえ、と間を開けると、ボソッと呟く。
「…10歳」
「えっ、嘘」
「マジすか」
グレイはうん、と頷く。
私と月輝はすごい形相で顔を見合わせた。
((めっちゃ大人びてね!?))
いや、ホント。見た目で行くと高校一年生くらい。イケメンだし。
それにさ、ほら、紫苑も藍巴も若作りだった、から…。
「「まじで」」
「ホント、だよ」
若いのに大変そうだな……。
すると、グレイは大きく欠伸をした。
「あ、眠い?」
私の質問に、グレイは涙を浮かべ、トロンとした表情でうん、と頷く。
「もう、帰っていい…?」
あ、すっごい可愛い。見た目高1だけれども。
「いいよ!ね、月輝」
月輝もなぜかさっぱりした表情になっている。10歳って聞いた辺りからだ。
「ああ、いいぜ!」
私たちは声をそろえた。
「「チャーリー、チャーリー、キャンウィーストップ?」」
「Yes」
そう言い残すと、グレイは閃光に包まれ、消えてしまった。
___発音めっちゃいいな!?
グレイが消え、しばらくすると月輝がなぁ、と口を開いた。
「お前、年下興味ないんだったよな」
「あー…どうだろうね」
「は!?」
とりま、月輝をからかってから帰ることにしましたとさ。
めでたしめでたし!
「めでたくねぇ!!」
(涙声だったとさ)
19人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
モモハ(プロフ) - シャロさん» 覚えてるよ!ちょっとボード行こう。 (2018年2月25日 17時) (レス) id: c93a555509 (このIDを非表示/違反報告)
シャロ(プロフ) - やぁやぁ。お久し〜覚えてる?笑 (2018年2月25日 17時) (レス) id: 1472190f96 (このIDを非表示/違反報告)
モモハ(プロフ) - 美桜さん» そうですね、あくまでこれフィクションなので(笑)憑かれる人は憑かれると思うので、ホントそれはお気をつけて!今後も頑張ります(´ω`*) (2018年2月25日 15時) (レス) id: dd38aab961 (このIDを非表示/違反報告)
美桜(プロフ) - 「こっく○さん」は本当に存在します、中学の頃学校沙汰でお祓いを受けました。呪われた友人も除霊を受けました。読者の皆様本当にしないでくださいね!と変なメッセージすみません。それを踏まえて今後の作品も頑張ってくださいね^^ (2018年2月25日 10時) (レス) id: 948a3de26c (このIDを非表示/違反報告)
シャロ(プロフ) - モモハさん» ありがとうございます!笑 (2017年10月6日 19時) (レス) id: 1472190f96 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ