こっくりさんデイズ！【名前変換オリジナル】

チャーリーさん、召喚？ ページ18

日曜の朝。


「くかー…すぅー…」


月輝は布団で熟睡している。

枕元には青に黒のストライプ型のスマホ。

クラスのみならず、学年中の女子からの着信で埋まっている。

そう、この小説でちょくちょくかわいそうなこの少年はモテるのだ。

＿＿＿とはいえ、紫苑が来てからは着信はやや減ったのだが。

もうそろそろ季節は夏。

月輝は汗ばんだ体をころころ転がしている。

と。

ごつっ


「痛ってェ！……あー、痛ってェ……」


布団の横に置いておいたあるモノに頭、というか顔面を思いっ切りぶつけてしまった。

月輝は頭をポリポリかきながら起き上がり、それを手に取る。


「昨日買った本か…痛かったな」


昨日買った本、【レッツエンジョイチャーリー】。

チャーリーさんという、こっくりさんの外国版のようなものだ。

この少年、今日はこれを試すつもりである。

いそいそと布団を片付け、たんすから服を取り出し、風呂場へ向かう。

絶賛反抗期中。すれ違った母はスルーだ。

服を脱ぎ、ズボンとパンツに手をかけた。

すると。


「おっはー月輝！朝っぱらから来てあげ、た…」


Aが現れた。

チャーリーさん、まだ？→←メリーさん、見てる！

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す