？「ヤダ」 ページ47
「うわぁ、綺麗…」
「ミャッキーがこっちに手ぇ振ってる…！」
今夜はどうやら新月らしい。
だから、パレードの光がよく映えている。
香姉さん、ボク、Aさん、日向さんの順に道に並び、ミャッキーたちの乗り物を拝む。
ボクはミャッキーに手を振り終えると、ふと、Aさんの方を向く。
「ホント、綺麗だなぁ…」
「…の…が……ですよ」
「え？」
⁉
彼女がこちらを振り返ったため、慌ててそっぽを向き手で口を覆う。
顔に熱が集まってくる。脂汗が出てきた。
「なっ、んでも…ないです」
「いや、なんでもあるでしょ。その反応」
改めてとか。言えるわけないでしょ。
(あなたの方が綺麗ですよ)
なんて、恥ずかしすぎる。
なんで、あんなこと言えたんだよ。
そう考えただけで、ますます頬が熱くなる。視線をさまよわせていると、
「…どうしたの？」
香姉さんと目が合った。
いや、その、ともごもご言っているうちに、なにか勘づいたのか、ふーんと目を細め、にやりと笑う。
「あらー。お姉ちゃんちょっと若返っちゃうわぁ。思春期中学生だもんね。男の子だからねぇ」
「うるさいです！それに、従兄妹でしょ」
「細かいこと気にしちゃダメ」
何なんだこの人…。
ちょっとうざいと思いながら、ボクはむゆっと頬を膨らませる。
「雪見くん！」
「はいい！？」
いきなりAさんに声を掛けられ、上ずった声を出してしまう。
Aさんはじっとボクの目を見据えてくる。
「ねえ、大丈夫？」
「え、あ…はい」
ボクは、目をそらしてしまった。
かっこ悪い。
今日一日、ボクはかっこ悪い。
こんなんじゃ、ダメだ。
「…Aさん」
ボクは、今度こそ、Aさんの方を向く。
彼女はコロコロした目で、ん？と見つめ返してきた。
ボクは言葉を紡ぐ。
「ボク、来年、Aさんたちの学校に入学するんです。…推薦、で」
「え！推薦か、すごいね」
ほぉ…と感心してくれるAさん。だから、と続けた。
「待っていて、くれますか」
「……うん！待ってるよ、後輩くん」
ほっと一息つく。
…すると。
「くぅー…んん、A〜」
「ひゃっ！？…って日向くん！？」
「なっ、寝てる！？」
「まじで…？」
雰囲気クラッシャー、日向さんでした。
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モモハ(プロフ) - 月兎。さん» ありがとうございます！頑張りますo(｀ω´ )o (2018年4月7日 10時) (
レス) id: c93a555509 (このIDを非表示/違反報告)
月兎。(プロフ) - まずこんなに連載が続くのが羨ましいです…笑。なかなか続かなくて苦戦して、短編に逃げているので…。コメントありがとうございました！文才めっちゃありますね！これからも頑張ってください！ (2018年4月7日 10時) (レス) id: 62fe788d65 (このIDを非表示/違反報告)
モモハ(プロフ) - ルナ@万鬼伏蔵さん» ぐぐれば出てきますよ。かわいい女の子が作れます！ (2017年8月29日 19時) (レス) id: bc42b5b1a5 (このIDを非表示/違反報告)
ルナ@万鬼伏蔵(プロフ) - モモハさん» きゃらふと？ (2017年8月29日 19時) (レス) id: d77ba9c6d3 (このIDを非表示/違反報告)
モモハ(プロフ) - ルナ@万鬼伏蔵さん» はい！他にもアバター作成サイトはたくさんあるので、試してみてくださいねー！(最近はきゃらふとがおすすめ) (2017年8月29日 19時) (レス) id: bc42b5b1a5 (このIDを非表示/違反報告)
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