第百二十三話 ページ33
『あ、の…それで証というのは一体…』
それぞれが座り直すと風間さんが口を開いた
「ボンゴレの風の守護者ってのは代々青い目を持ち、その瞳には白い光の粒が浮かぶらしいんだ」
「えっ、今までの人みんな？！」
「ああ、俺も九代目から直接話を聞くまでは知らなかったけどな」
『…でも、私そんな話一度も…』
「まあ風間の家はマフィアとは全くの無縁だからな
知らなくて当然だ」
「…風間さんはその目は、ずっと隠してきたの？」
風間さんは肩をびくりと揺らし目を伏せた
(あ、急に踏み込みすぎたかな…)
『そう、ですね…母にずっと言われていたので』
「お母さんが…」
『はい…母は世間体を気にする人ですから…』
そういった風間さんの声はどこか怯えているようにも聞こえた
(そんなに怖いのかな…お母さんのこと…)
「そうか、でも隠してきたのは正解だったかもな」
「ど、どうして？」
風間さんも疑問に思ったのか首をかしげている
「…十数年前から今の話が裏社会に出回りはじめたんだ」
『…』
「え、そ、それの何がダメなの？」
俺の言葉にリボーンがあからさまにため息をついた
「わかってねーなツナ、ボンゴレファミリーはイタリアの最大手マフィアグループだぞ
その守護者を殺してーやつなんざごまんといる」
「！そ、それって風間さん超危ないじゃん！大丈夫なのかよ？！」
「安心しろ、今のところ何も起きてねーぞ」
その言葉をを聞いてほっと胸を撫で下ろした
「それにあからさまに警備をつけるより普通に生活してる方がバレねーしな」
「そりゃ、そうかもしんないけどさ…」
ちらりと風間さんの方を見る
一瞬目が合うも、すぐに逸らされた
(うっ、あからさまに逸らされるとちょっと傷つくな…)
も、もしかして怒ってるのかな…勝手に部屋入っちゃったし
あんなに慌てて入ってくるほどだしやっぱり見られたくなかったのかな…
『…』
「…」
夕暮れの病室に長い沈黙が流れる
(り、リボーンのやつ話は終わったのか？)
視線をリボーンへと移す
「すぴーすぴー」
「んなっ！？」
『…』
(ね、寝てます…いつの間に…)
コイツ…喋らないと思ったら…
「…」
なんかすごく気まずい…
風間さんずっと下向いて黙ってるし…
「…あ、あのさ！」
重たい空気に耐えられなくなって何か話そうとした
すると
『すみません』
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るるぶ(プロフ) - まおさん» ご指摘ありがとうございます。気づくのが大変遅くなり申し訳ございませんm(._.)m (8月18日 23時) (
レス) id: 63f24df033 (このIDを非表示/違反報告)
まお - 百二十二話がないですよ (6月29日 17時) (レス) id: afad3f7130 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：るるぶ | 作成日時：2022年1月3日 0時
