第１４９話 ページ6
「他には？」
『そ、それだけです』
まるで尋問をするかのように聞くので緊張で体が固まる
「あれ、おかしいな…」
黙って私達のやり取りを聞いていた沢田さんが口を開く
「俺はもっと他の記憶を見たんだけど…
それに会話だってはっきり聞こえたし」
『え』
沢田さんには全部見えて、私は一部だけ…
さらには私だけ会話が途切れ途切れ…
何で私と彼で見たものが違うんでしょう…
「ツナがそれを見た理由は何となく理解できるんだが
風間が見た理由はわかんねーな…
それにお前だけ内容が断片的にしか伝わってないのが気になるな」
何でも知っているリボーンさんですら珍しく知らないという
ということは絶対に私では知ることができないですね
「まあ、風の守護者はボンゴレの
もしかしたら風間の中にある潜在的な力が働いたのかもしれねーな」
『せ、潜在的な力…』
というかシャーマンって一体？
六道さんは私と初めて会ったときからそう呼びますが…
「し、シャーマン？何それ？」
「巫女って意味だぞ」
「え？！風間さん巫女だったの？！」
『ぜ、全然そんなことは！！家は普通の病院経営一家です！
しょ、初代の方がそうだったとかじゃないんですか…？』
「いや、初代風の守護者は看護師だ」
「か、看護師って！一番マフィアやっちゃダメでしょ！！」
さっきから沢田さんのツッコミが止まらない
(看護師がマフィアって…
どういう経緯でそんなことに…)
「ボンゴレも昔と今じゃ形態が全くちげーからな
とりあえず気になんならディーノに診てもらうといい」
『そう、ですね…こんな夜分にお世話になるのも気が引けますし…
やっぱり帰ります…』
クローム髑髏さんのこともお任せしたのに私までお邪魔になるのはご迷惑でしょうし
「そうか、んじゃ気をつけて帰れよ」
『は、はい…ありがとうございます…』
「またね」
そう言って手を振る沢田さん
それを見て私も笑いながら手を振り返した
二人とは逆方向の道を歩く
暗い夜道を歩きながら一人考える
(どうして看護師をしていた人が巫女なんて呼ばれるのでしょう…)
使命といい、風の守護者のことはよくわかりません…
先代の方々は皆、不審死を遂げているとか怖いこと言われましたし…
そういえばラルさんは風の守護者について色々知ってそうでしたね
時間が空いたら聞いてみましょう…
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るるぶ(プロフ) - yuiさん» yuiさんコメントありがとうございます！励みになります！！更新は不定期な上に超遅くて申し訳ないのですが、待っていただけると嬉しいです。これからも本作品をよろしくお願いします＾＾ (3月25日 12時) (
レス) id: 63f24df033 (このIDを非表示/違反報告)
yui(プロフ) - おもしろい！続きが気になる！ (3月25日 2時) (レス) @page37 id: a5bc97457e (このIDを非表示/違反報告)
るるぶ(プロフ) - ゆいさん» ゆいさんコメントありがとうございます！！稚拙な文章ですが楽しんで頂けて何よりです！これからもちまちまたらたら更新で申し訳ないのですが、気長に待っていただけると幸いです＾＾ (2月25日 1時) (レス) id: 63f24df033 (このIDを非表示/違反報告)
ゆい(プロフ) - 続きが気になります！ (2月15日 13時) (レス) id: e62345f358 (このIDを非表示/違反報告)
るるぶ(プロフ) - 優波さん» うおおお！！優波さん嬉しいコメントありがとうございます！今月はテスト期間でめちゃくちゃ忙しいので更新は来月になってしまいますが、気長に待ってくれると幸いです〜！！ (1月14日 12時) (レス) id: 63f24df033 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：るるぶ | 作成日時：2023年3月24日 18時
