第１８６話 ページ45
雲雀さんの発した言葉に首をかしげる沢田さん
すかさずチェルベッロの説明が入る
「今回の大空戦、命ある守護者には強制召集を発動しました」
「強制、招集…？」
「奴らもいるぞ」
リボーンさんの視線をたどる
そこにはヴァリアーの方達が同じく集まっていた
マーモンさんだけ檻と鎖の二重構造で拘束されていた
「もっとソフトにお願い〜！超重傷なのよ！！」
「ルッスリーア！」
続々と集合していく互いの守護者達
「お前…生きていたのか！！」
『べ、ベッドごと、来たんですね…』
知らぬ間に増えていたチェルベッロの人達にベッドごと支えられたルッスリーアさん
強制招集とは言葉通りらしい
「沢田氏側の雷の守護者も来たようですね」
『え…』
「雷」というワードを聞いて胸がざわついた
まさか
『！！ランボさん…？！』
「な、なんでランボまで？！意識を取り戻したばかりなんだぞ！！」
酸素マスクをつけたまま抱えられたランボさんの姿
それを見て特に私と沢田さんは激しく動揺する
「強制招集をかけたのは他でもありません」
私達を気にかける様子もなく淡々と話し始める
「大空戦では7つのリングと守護者の命をかけていただくからです」
「リングと、守護者の命をかける…？」
「そうです」
「ちょっ、何言ってんの？！」
(命を、かけるってそんな…)
『ランボさんは、怪我をしているんですよ…？！』
「そうだ！ランボを返せ！！」
一歩前に出た沢田さんを冷静な声で制止する
「状況はヴァリアー側も同じです」
『でもっ…』
「ガタガタ言わないの！」
食い下がる私に別の声がかぶさる
「招集がかかったらどんな姿だろうと集まる
それが守護者の務めよ！」
「その通りだよ
僕もXANXUS様の怒りが収まって力になれる機会をうかがっていたのさ」
ヴァリアー側は私達とは違って招集に納得の意を示す
常に死と隣り合わせに生きてきた彼らとはやはり考え方が違うのだろう
それでも…私は納得できません
確かにランボさんはマフィアの出身です
けれどまだまだ小さな子供で…
守護者の意味だって理解できていないのに…
「では大空戦を始めましょう」
「えっ、ちょっと待ってよ！まだ納得は…」
「できなければ失格とし、XANXUS様に正式なリングの所持者とするまでです」
脅迫めいた指示に私達は眉を顰める
彼女達は端から合意など求めていないのだ
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るるぶ(プロフ) - yuiさん» yuiさんコメントありがとうございます！励みになります！！更新は不定期な上に超遅くて申し訳ないのですが、待っていただけると嬉しいです。これからも本作品をよろしくお願いします＾＾ (3月25日 12時) (
レス) id: 63f24df033 (このIDを非表示/違反報告)
yui(プロフ) - おもしろい！続きが気になる！ (3月25日 2時) (レス) @page37 id: a5bc97457e (このIDを非表示/違反報告)
るるぶ(プロフ) - ゆいさん» ゆいさんコメントありがとうございます！！稚拙な文章ですが楽しんで頂けて何よりです！これからもちまちまたらたら更新で申し訳ないのですが、気長に待っていただけると幸いです＾＾ (2月25日 1時) (レス) id: 63f24df033 (このIDを非表示/違反報告)
ゆい(プロフ) - 続きが気になります！ (2月15日 13時) (レス) id: e62345f358 (このIDを非表示/違反報告)
るるぶ(プロフ) - 優波さん» うおおお！！優波さん嬉しいコメントありがとうございます！今月はテスト期間でめちゃくちゃ忙しいので更新は来月になってしまいますが、気長に待ってくれると幸いです〜！！ (1月14日 12時) (レス) id: 63f24df033 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：るるぶ | 作成日時：2023年3月24日 18時
