8. (now) ページ9
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｢え！太輔じゃんっ。
めっちゃ久しぶり！！｣
一人の男のその声で
バラバラに飲んでいたみんなの視線が
一気にドアの方に集まる。
｢久しぶりー｣
そう言って笑った彼に
ぶわっと体温が上がる。
｢あれ、どうした？酔っちゃった？｣
私の赤くなった顔を覗き込んで
心配する素振りをしてくるヤツ。
さっきまでコイツにイライラしてたはずなのに
もうそんなことはどうでもよくなった。
早く彼の所に行きたい。
｢そうかも...。
ちょっとお手洗い行ってきます｣
肩に置かれていた手を振り払い、
小走りでトイレにむかう。
ドアの前を通る時に彼を見ていると
ふいに目があった。
すぐにそらして、また小走りで足を進める。
トイレについても酒なんて、
大して飲んでもいないから、
酔い醒ましなんてする必要はなく
ケータイをいじって適当に
時間を潰した。
｢あー、でてきた｣
トイレからでると、ヤツとは違う
男に待ち伏せされていた。
｢もうさー、ずっとアイツに
独り占めされてるから声かける
チャンスがなくて｣
この人誰だっけ？
早々に高校のほとんどの記憶を
手放してしまったから、
ほとんどの人のことを覚えていない。
｢口説かれてたりした？｣
｢え...。はは｣
乾いた笑いしか出なかった。
｢まぁ、いいや。
ねえ、連絡先交換しよ？｣
手に持ってたケータイを指さされる。
しまった。
カバンの中にしまっておくんだった。
｢いや、あの、それはちょっと...｣
｢何ー？俺と交換したくないの？｣
強引にケータイを
取られそうになって身を引く。
｢それともどんだけ顔はキレーになっても
中身はなんも変わってないとか？｣
両肩をがっしり掴まれて
動けないように拘束された。
｢っ！やめてっ！！｣
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くろみ(プロフ) - 続き楽しみに待っています！ (2019年11月9日 17時) (
レス) id: 868825202b (このIDを非表示/違反報告)
そら(プロフ) - ナナしさん» 嬉しいです(><)亀更新ですがこれからもよろしくお願いします( ..)" (2019年1月3日 23時) (レス) id: 1d4723c537 (このIDを非表示/違反報告)
ナナし - 続きが待ち遠しいです☆★ (2019年1月3日 9時) (レス) id: ee15053760 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：そら | 作成日時：2018年11月23日 16時
