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「あ、先輩...。」
「...支社長...。お疲れ様です」
「先ほどはご挨拶ありがとうございました」
「こちらこそありがとうございました。
あの...。」
言葉に詰まった先輩。
「あ、古川さんですね。
少し談笑に付き合ってもらってたんですよ。
じゃあ、また...。」
「はい...。」
爽やかな笑顔で人混みの中に
消えていった彼。
それを見送ったあと、先輩は
大きくため息をついた。
「もう、さっきの場所戻ったらいなくて
びっくりしたよ」
「ごめんなさい...。」
「だし、見つけたと思ったら支社長と
仲良さそうに話してるし」
私の手から空になったグラスを奪って
カウンターに戻しに行ってしまう。
くるりと振り返って会場全体を見渡す。
ちょうどこちらを向いていた彼と目が合う。
口角を上げて笑ってみせる。
彼は眉を下げてふにゃりと
顔を崩した。
かわいい笑い方だな、なんてことを考えていると
「はい、A」
新しいグラスを2つ持った先輩に
肩を叩かれた。
「あ、ありがとうございます」
「支社長に口説かれてたでしょ」
「えぇ...。そんなわけないじゃないですか」
「仲良さそうに見えたけど、
知り合いだったの？」
「いえ。同い年だって知って多分、
親近感を抱いてくれたんだと思います」
そっかって呟いた先輩。
ネクタイを締め直す
その仕草に何故か見惚れた。
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くろみ(プロフ) - 続き楽しみに待っています！ (2019年11月9日 17時) (
レス) id: 868825202b (このIDを非表示/違反報告)
そら(プロフ) - ナナしさん» 嬉しいです(><)亀更新ですがこれからもよろしくお願いします( ..)" (2019年1月3日 23時) (レス) id: 1d4723c537 (このIDを非表示/違反報告)
ナナし - 続きが待ち遠しいです☆★ (2019年1月3日 9時) (レス) id: ee15053760 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：そら | 作成日時：2018年11月23日 16時
