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｢めっちゃ緊張しますね｣
｢な。ネクタイ曲がってない？大丈夫？｣
｢ふふ。大丈夫ですよ。
かっこいいです｣
パーティ当日。
ワインレッドのレースフレアドレスを
身にまとった私。
ウエストのベノアのリボンが
女の子らしくていいね、と
先輩が褒めてくれたものだった。
普段はおろしている髪も
ゆるく巻いてから編み込んで
アップスタイルにした。
お気に入りのグロスもつけて、
いつもより少し綺麗めなメイク。
綺麗だよ、今日も先輩は
明け口一番にそういった。
いつも通りの言葉だけど、
いつもより照れたように言う先輩に
自信がついた。
きっと彼は見つけてくれる。
隣の先輩としっかりヘアセットして
ダークスーツをびしっと着こなしている。
｢よし、行くか｣
｢はい｣
タクシーから降りると、
大きなホテルが目の前に広がる。
先輩の後ろをぴったり歩く。
握りしめていた招待状が
ぐしゃぐしゃになりそうだった。
ドアマンに開けられて
パーティ会場に足を踏み入れる。
...息が止まるかと思った。
顔を上げてぐるりと会場を
1周見ようとしたとき、
1番奥で綺麗な女性と楽しそうに
会話する彼を見つけた。
人がひしめき合うこんな場で
1番に彼を見つけた。
とっさに先輩のスーツの裾を
キュッと掴む。
そうしないと歩けないくらい
彼に見惚れてしまうから。
この間見た時よりも伸びた前髪を
右に流して耳にかけている彼。
｢平気？緊張？｣
｢やばいです先輩...｣
どうしよう。
今すぐ彼が欲しい。
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くろみ(プロフ) - 続き楽しみに待っています！ (2019年11月9日 17時) (
レス) id: 868825202b (このIDを非表示/違反報告)
そら(プロフ) - ナナしさん» 嬉しいです(><)亀更新ですがこれからもよろしくお願いします( ..)" (2019年1月3日 23時) (レス) id: 1d4723c537 (このIDを非表示/違反報告)
ナナし - 続きが待ち遠しいです☆★ (2019年1月3日 9時) (レス) id: ee15053760 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：そら | 作成日時：2018年11月23日 16時
