19. ページ20
・
｢そろそろ帰りますよ｣
｢んー、Aも俺ん家帰る？｣
｢帰りますから｣
いつの間にそんなに飲んだのか、
という程先輩はベロベロに酔っていて
立たせるのも一苦労だった。
｢タクシー、もう外来てる
みたいなんで行きますよ｣
｢うぅん...A...｣
｢もうー、何でこんなに飲んでんの...｣
仕方なく肩を組むようにして
先輩を歩かせる。
タクシーのドライバーさんにも
手伝ってもらい、先輩をタクシーに押し込む。
｢A...Aちゃーん｣
｢何ですかー｣
いつもは酔ってもこんなに
甘えてこないのに珍しい。
私の方にしなだれかかるように
頭を乗せてくる。
｢重い...｣
｢Aは本当にでキレーだよ｣
｢今日何回目よ、それ...｣
いつもは私が嫌がるから
ジョークのように言ってくるだけなのに、
今日はいつになく真剣そうだ。
｢なんでAは
俺になんにも教えてくれないの？｣
｢え...？｣
｢どうして容姿を褒められるのを嫌うの｣
｢それはっ...｣
｢ならなんで必死に
綺麗になろうと努力したの｣
｢...。｣
酔っ払いの情緒不安定さから来る、
ただの戯言だって分かってる。
でも最後の言葉は私の胸を突き刺した。
�爐覆鵑派�死に綺麗になろうと努力したの��
先輩はそのまま寝てしまった。
・
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 141人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
くろみ(プロフ) - 続き楽しみに待っています！ (2019年11月9日 17時) (
レス) id: 868825202b (このIDを非表示/違反報告)
そら(プロフ) - ナナしさん» 嬉しいです(><)亀更新ですがこれからもよろしくお願いします( ..)" (2019年1月3日 23時) (レス) id: 1d4723c537 (このIDを非表示/違反報告)
ナナし - 続きが待ち遠しいです☆★ (2019年1月3日 9時) (レス) id: ee15053760 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：そら | 作成日時：2018年11月23日 16時
