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｢はいカンパイ｣
｢いただきます｣
私のリクエスト通りイタリアンにやってきた。
適当にワインを出してもらって乾杯する。
｢やっぱりAと飲む酒が1番うまいわ｣
本当キレーな顔してるね、と笑われる。
｢そう言われるの嫌いって知ってますよね？｣
ゴクリと注がれたワインを飲み干す。
｢いい飲みっぷりだね｣
｢同窓会で全然飲めなかったんで、
今日はその分取り返すために来たんです｣
｢はは。俺となら気兼ねなく飲める？｣
｢そりゃあ。先輩のお金で飲むお酒が
1番おいしいですよ？｣
ついさっき言われた言葉を返す。
運ばれてきた料理に手をつけながら
先輩はふわって微笑む。
彼の笑い方に似ている。そう思った。
｢で、どうだったの？同窓会は。
あんまり楽しくなかったみたいだけど｣
パスタをクルクルフォークに
まきつけながら答える。
｢最悪でしたよ。変な男に言い寄られるし。
俺の人形になってよ、なんて言われるし｣
｢俺みたいなやつだね｣
｢ほんとですよ。
しかも私の過去を知ってる分余計めんどくさい｣
先輩と付き合うようになったきっかけは、
あの男の言い草よりももっと最悪だった。
新年会で浴びるように酒を飲んだ
先輩の介抱を頼まれ、
家まで送ってそのまま襲われた、
とまぁ、ありがちな展開。
体の相性が抜群に良かった、
というのも1つの理由だが
先輩が私の素の姿を見破っていた、
というのが付き合うことになった
最大の理由だった。
｢Aの性格はそんなに興味無い。
ただその顔を貸してほしい｣
その日から私たちは形式上の恋人になった。
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くろみ(プロフ) - 続き楽しみに待っています！ (2019年11月9日 17時) (
レス) id: 868825202b (このIDを非表示/違反報告)
そら(プロフ) - ナナしさん» 嬉しいです(><)亀更新ですがこれからもよろしくお願いします( ..)" (2019年1月3日 23時) (レス) id: 1d4723c537 (このIDを非表示/違反報告)
ナナし - 続きが待ち遠しいです☆★ (2019年1月3日 9時) (レス) id: ee15053760 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：そら | 作成日時：2018年11月23日 16時
