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話をそらされた、ということは
一瞬で理解した。
｢元気そうだね｣
｢...。うん｣
どうして？
ずっと心につっかえていた疑問。
私は藤ヶ谷くんがたまに話しかけてくれる、
それだけで良かった。
なのに、それがなくなった。
藤ヶ谷くんが何か裏で動いてくれて、
アイツから救ってくれたってわかってる。
だけどどうしても私の存在を
なかったかのように、
一言も話してくれなくなった彼に
裏切られた気持ちになった。
｢古川さ、今どんな仕事してるの？
ん...？結婚してたりする...？｣
｢結婚はしてないよ。仕事は...｣
そのあとに続く言葉に
彼は大きく目を見開いた。
｢え、そこって...｣
そりゃそうだよね。
だって彼の財閥の子会社で働いてるんだもん。
｢なんか運命みたいだね｣
運命なんかじゃない。
大学4年生になって就活を始めて、
ただ義務的に面接を受けているだけだった。
やりたいことなんてないし。
なかなか内定をもらえず、
悩んでいる時に彼の顔が不意にうかんだ。
高校に未練なんてないけど、
彼は特別な人だったから、
もう一度会いたかった。
｢そうだね。私も藤ヶ谷くんに会いたかったよ｣
だからあなたのいる、
あなたがいずれトップになるであろう、
財閥の子会社にたくさんエントリーした。
そのうちの一つにひっかかって
勤め始めてもう4年になる。
ようやく会えた。
｢あ、いたいた！！
太輔こっち来いよ｣
彼が呼ばれる。
ごめんね、と手を合わせて彼は立ち上がる。
｢また会ってくれる？｣
｢もちろん｣
とびきりの想いを込めて微笑んだ。
�犹笋販�に落ちて___。��
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くろみ(プロフ) - 続き楽しみに待っています！ (2019年11月9日 17時) (
レス) id: 868825202b (このIDを非表示/違反報告)
そら(プロフ) - ナナしさん» 嬉しいです(><)亀更新ですがこれからもよろしくお願いします( ..)" (2019年1月3日 23時) (レス) id: 1d4723c537 (このIDを非表示/違反報告)
ナナし - 続きが待ち遠しいです☆★ (2019年1月3日 9時) (レス) id: ee15053760 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：そら | 作成日時：2018年11月23日 16時
