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「で、お持ち帰りしたと」
「持ち帰ってません。
とゆうか普通に話しただけ」
その言葉に玉は重たそうに
右目を開ける。
そして怪訝そうにこっちを見た。
「話しただけ？」
「あー、正確には質問攻め？したかな」
「何それ。じゃ、手出してないの？」
「出してない出してない」
早口で否定する。
やましいこと以前に
そんな雰囲気すらなかったのに。
「へーえ、みつが…」
昔ひどかったのにね、って
のほほんと答えた。
まあ、確かにな。
昔は同じ業界の子、
一般人問わず会った子みんなに
手を出していた。
ほとんど一夜の関係だったけど。
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作者名：そら | 作成日時：2017年9月3日 15時
