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「はぁ〜、やっと終わったね」
「本当長かったぁ」
ニカ千コンビと楽屋に戻っていく。
今日の収録が思ったよりも伸びてしまい、
気づけば10時を過ぎようとしていた。
「明日入り何時だっけ？」
「明日レコーディングじゃん、やばいよ」
「えっまじ？
早く寝ないと」
2人の声を背後に感じながら
ソファに沈み込むと、眠気が襲ってきて
まぶたが開かなくなってしまった。
「...。ツ...きて...。ミツ起きてってば」
ゆらゆらと肩を揺すられ、
目を開けると正面に玉がいた。
「ん...。玉どしたの...」
またすぐにでも寝てしまいそうな頭で
なんとか答える。
「電話来てるよ、
あのバーのマスターからだよ。
ほら、出て」
「えっ！？あっ...。
もしもし...」
ソファから跳ね起きて玉から
ケータイを受け取る。
あの日から行っていないバーから
どうして連絡が？
頭にハテナを浮かべながら
マスターの声を待つ。
「お久しぶりです、北山さん」
「あ、どうも。
あの、どうかしました？」
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作者名：そら | 作成日時：2017年9月3日 15時
