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震える声が静寂に響いた。
よこーさんこ睨んでいるように見える
悩み顔が目の前にあった。
「んー...」
隣の藤ヶ谷は
唸るような声出してしかめっ面。
そんな2人を冷静に
観察している俺の顔も
きっと険しい。
「そのとき、北山はその子と
話していて違和感とかなかった？」
「...。違和感？」
「そう。だってやっぱり変なんだよ。
何回考えても」
藤ヶ谷の言う�猜儉瓩呂い錣罎�
�狡夊蹲瓩�合わないということで
俺も藤ヶ谷の話を聞いて、
確かに、と言ってしまった。
その辻褄とは、俺と隣の席で
話しているときには、
嫌がる素振りも何も無かったのに
会計の前に声をかけたら
慌てて帰っていった。
しかも、お金を払うことすら忘れて。
それに俺があの時話した彼女は
お金のことしっかりしてそうなひとだった。
主観でしかないけれど...。って
「あ、。」
思い出した。
彼女のイメージは
主観なんかじゃない。
「マスターと話したんだあのあと」
俺の声に2人は耳を傾ける。
「そしたら、お金を払わずに帰るなんて
普段の彼女なら絶対に有り得ませんって」
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作者名：そら | 作成日時：2017年9月3日 15時
