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「実は、、。」









簡潔に、それでも
あの日の状況、そして俺の気持ちが
伝わるように話した。










2人はしばらく黙っていたが
やがて藤ヶ谷がつぐんでいた口を
小さく開いた。









「...。その話って、おかしくない?」









「俺もそう思った」











よこーさんも藤ヶ谷の言葉に
大きくうなづいている。









でも俺には今の話のどこに
変なところがあったのか分からない。










「どこが?」










その言葉に2人は顔を見合わせて
少し苦笑いを浮かべてから
俺を見た。









「ミツの話が本当なら、
ミツの言ったその女の人が
ほんとうにそんな性格なら、
おかしいよ、そんなこと」










「、、え?」









「北山は彼女を真面目で
でも脆そうだって言った。」









「それに彼女はお会計をマスターに
頼んでいる、なのに彼女は?」











ここまでいったらもうわかるよね?
とでも言うように2人は俺を見つめる。










確かに、2人の言うように
あの時はおかしかった。










良く考えればそんなことすぐ分かるのに
どうして俺は気づかなかったんだろう。










それほど彼女のことで
頭がいっぱいだったというのか...。









お財布まで出していたのに
彼女はどうして











「お金も払わずに出ていった、、」










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設定タグ:Kis-My-Ft2 , キスマイ , 北山宏光   
作品ジャンル:恋愛
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作者名:そら | 作成日時:2017年9月3日 15時

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