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「ねえ、どうして今日俺を誘ったの？」
ご飯を食べ終えて、コーヒーを
テーブルに置かれて一息つく。
今日ずっと不思議だったこと。
どうして俺がここに呼ばれたのか。
だっていつもだったら
よこーさんと藤ヶ谷2人で
ご飯を食べることだって多いはずだ。
わざわざ俺を呼ぶ必要なんてない、。
何か話があるからに決まってる。
「んー、なにか悩んでるのかなって、
ねー太輔」
「ん？」
「太輔がね、なんか北山最近元気ないって
心配してたから、じゃあ美味しいご飯でも
作って話聞こうかってなったの」
「...。ほんとわたって口軽すぎ」
もう諦めたように口を尖らせる藤ヶ谷。
でも見えてますよ？
真っ赤に染まった耳(笑)
「気づいてたんだ、」
俺が小さく呟くと
よこーさんも藤ヶ谷も
やっぱりって顔でお互いを見て
うなづいた。
「で、どんなこと？」
ほぉってコーヒーすすって
息を吐いたよこーさんが
ゆっくり口を開く。
なんだろう、この2人といると
空気が柔らかくて暖かくて
なんでも話してしまいそうな気がする。
「俺達はミツの力になりたいんだよ」
言おう、ちゃんと。
ダメ押しのようなよこーさんの
一言に俺の決心も固まった。
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作者名：そら | 作成日時：2017年9月3日 15時
