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テーブルにはもう何品か並べてあって、
藤ヶ谷がキラキラした目でそれを見てる。
こう見ると、
やっぱり弟みたいなんだよな。
暫く目の前の料理を
物欲しそうに見つめる
藤ヶ谷を観察する。
あ…。
俺の視線に気づいたのか、
こっち見てびっくりしたあと
照れくさそうにキッチンに入ってった。
「わた、手伝う!!」
動揺全然隠せてない(笑)
クスクス笑ってると、
「北山いじわる!!」って声がした。
「たいすけ?いいよ、もう出来るから」
よこーさんにそう言われ、
リビングに戻ってくる藤ヶ谷。
頬をふくらませて、俺を睨む姿が
ジュニア時代のあいつを
思い起こさせて思わずわらった。
藤ヶ谷は益々怒った素振りを
見せたが、俺は楽しかった。
昔の俺らみたいで。
背中合わせじゃない、
兄弟みたいな俺ら。
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作者名:そら | 作成日時:2017年9月3日 15時