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23. ページ23










「北山、着いたよ」








藤ヶ谷にゆすられて
重たい目を開ける。








「ほんとどこでと寝ちゃうんだね」









ふっと笑ってスマートに
ドアを開ける。









寝惚け眼でその動作を見ていたけど
誰が見てもかっこいい。









「わり、ありがとな」









後ろでパタンとドアの閉まる音と
車の鍵をかける音がして、
藤ヶ谷が歩き始める。









「あれ、よこーさんは?」









はっきりと戻りつつある意識。









さっきまで乗ってた車は
よこーさんのなのに。









「先、 部屋行ってご飯作ってるって」








「え…。起こしてくれれば良かったのに」









エレベーターの前で止まった背中が
くるりと振り向く。









「んー、わたがねー」








みつも忙しそうだったし、
もうちょっと寝させてあげてって。










よこーさんの気遣いに
心が暖かくなった。









よこーさんも最近仕事の幅が広がって
ドタバタしてるだろうに。









それに藤ヶ谷だって、相変わらず
スケジュールびっしりのくせに。









こんなに気遣わせて。

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設定タグ:Kis-My-Ft2 , キスマイ , 北山宏光   
作品ジャンル:恋愛
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作者名:そら | 作成日時:2017年9月3日 15時

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