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夜、収録が終わると
よこーさんちで宅飲みすることになった
俺たちは早々に支度を済ませ、
楽屋を出た。
「みつ何食べたい?」
「んー肉」
一瞬悩んだ素振りを見せるけど
心の中での選択肢は肉しかない。
「ふふ」
笑い声がしてそっちを見ると
すごく優しい顔をした藤ヶ谷がいた。
何でだ?
そう思ってたら
その気持ちが顔に出てたのか
藤ヶ谷はニヤって笑って
口を開いた。
「北山の口から魚が食べたいって
聞いたことないなーって思って」
「みつに聞くといつも肉だもんね」
考えてたことお見通しかよ。
この2人だと
空気がおだやかで
兄貴面しなくていいから
つい気が抜ける。
だから車の心地よい揺れと
2人の談笑する声の中で
いつの間に眠ってしまっていた。
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作者名:そら | 作成日時:2017年9月3日 15時