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「北山さんにも
初めて来てくださった時に申しましたよ?」
いつも通りの1杯目を出されて
すぐに口付ける。
玉森さん何にします?と
スマートにメニューを差し出すマスター。
「んー…。
ジントニックで」
お洒落かよ。
自分の目の前にあるビールを
眺めながらそう思う。
あ、そういえば
彼女もジントニック飲んでた気がする。
しかも2杯続けて。
結構酒強いんだな。
「んじゃ、乾杯」
静かにそう言い、
玉と一口飲む。
「あ、おいしいですね」
ゆっくりとグラスを置きながら
マスターに声かける。
「お口に合ったようで何よりです」
確かジントニックって
店によって結構、
味変わるらしいんだよな。
バー慣れしてる玉が
美味いって言うなら
間違いなさそうだ。
今度頼んでみよーっと。
「みつ、今日はいないの?」
「ん?」
「あの女の人」
あぁ、いなそうだな。
「いないな…」
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作者名:そら | 作成日時:2017年9月3日 15時