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四十三話 ページ48

「迷子のお知らせです。鉢屋三郎さん、鉢屋三郎さんはいらっしゃいますか?もし、いらっしゃいましたら、涼川Aのところへ体当たりする勢いでお越しください。」

…いないなぁ。

私がもう一回言おうとしたとき、誰かが私の背中にドーンと体当たりした。

私怪我人だぞ?!

「誰ですか!」

私は振り向いた。

「鉢屋三郎さんが、二人…?」

「どっちが鉢屋三郎でしょうか?」

「…右?」

「残念、左が鉢屋三郎だ!」

我が母を見分けられなかったぁぁ!!

「ちなみに僕は、図書委員会の中在家委員長のお言葉を訳した人」

「あぁ、あの時の…それより、鉢屋さん」

「なんだ?」

「今日の朝、私の部屋を荒らしましたよね。そのせいで天井板が外れてました。てことで、天井板を直しましょう。」

「えぇ…」

「ほら、お母さん行くよ」

「お母さん?!」


私は、早くしてくれないと時間がないので、お母さんを引っ張った。



「じゃあよろしくね、お母さん!」

「銭。」

「はい、銭。」

銭と言われたので、私は一円玉をお母さんにあげた。

お母さんにおこづかいあげるとか私優しい!


「…なにこれ」

「私の大事な大事な一円玉です」

「いらない」

そう言って、私に一円玉を返してきた。
おかえり、私の一円玉。

「とりあえず、天井板直してください」

「はいはい」



.



.



.



「直ったよ」

「お疲れ様です」

私は鉢屋さんが天井板を直している間、一人でお茶してた。
一人で。

「鉢屋さん、ありがとうございました。もう帰ってもらって結構です。あと、これからお母さんって呼んでもいいですか」

「人使い荒い、あとなんでお母さん」

「じゃあ、これからお母さんって呼びますね」

「…勝手にしろ」

そう言って、お母さんは出て行った。

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ピッコリーノ(プロフ) - MIZUKIさん» いろいろ頑張ってください(笑) (2016年8月16日 21時) (レス) id: 5ae8c76f0d (このIDを非表示/違反報告)
ピッコリーノ(プロフ) - MIZUKIさん» まぁ、 (2016年8月16日 21時) (レス) id: 5ae8c76f0d (このIDを非表示/違反報告)
MIZUKI(プロフ) - そうなんです。( ´-ω-) (2016年8月16日 15時) (レス) id: 92a53b009f (このIDを非表示/違反報告)
ピッコリーノ(プロフ) - MIZUKIさん» “まだ”なんですね(笑) (2016年8月16日 12時) (レス) id: 5ae8c76f0d (このIDを非表示/違反報告)
MIZUKI(プロフ) - もう探してるではなくて、まだ!?探してるですな。HAHAHAHAHAHAHAHAHAHA……はぁ。 (2016年8月15日 23時) (レス) id: 92a53b009f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ピッコリーノ | 作成日時:2016年4月29日 22時

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