八十九話 ページ48
炭治郎side
煉「今なら、あの時のAの兄上の気持ちがよくわかるな!竈門少年!話しがある。少し来てくれるか?上司命令だ。」
煉獄さんの、鬼でも向けないであろう殺意たっぷりの視線を向けられ俺は動けないでいる。
何故こんなことになったのか…
時は遡ること数分前!!
休憩が終わった俺は、有栖川さんにすこしでも追いつけるようになる為に、動き方のコツなどを手取り足取り教えて貰っていた。
途中で、煉獄さんが厠に行くと言って席を外した。
するとAさんは、『煉獄くんが居ると嫉妬し出すからね…今のうちに教えておくね。この持ち方の方が刀は振りやすいよ。』と言って有栖川さんは後ろから俺を、抱きしめる形で刀の握り方を指導してくださった。
添えられた、俺とは違う柔らかくてすべすべとした白い手。
耳にかかる有栖川さんの息遣い。
そして背中に当たる柔らかいもの。
あまり女性慣れしていない俺にとっては正直心臓が飛び出でるかと思う程緊張してしまった。
炭「あ、あの…有栖川さ…」
有『どうかしたの?』
炭「こ、この体勢恥ずかしいです…俺はもう理解したので離れていただけると嬉し『…ふふふ…可愛いね。これくらいの事で照れてるんだ。』
頬に手を添えられ鼻がつくんじゃないかと思うほどの距離に有栖川さんの綺麗な顔。
何か言わないと!お綺麗ですね!じゃなくて!頭を働かせろ竈門炭治郎!
緊張しすぎて頭がまともには働かない俺に追い打ちをかけるように煉獄さんの足音が此方へと向かってくる。
バァン!扉が空いた音にびっくりした俺は有栖川さんを思いっきり押し倒してしまった。
そして今に至る…
上司命令には逆らえずとぼとぼとついて行く俺。
あぁ…俺の人生はここで終わるかもしれない。
ごめんな…禰豆子…善逸…伊之助…。
俺は、ここで消えます。さようなら…
その後、炭治郎は小一時間みっちり煉獄さんに絞られてへとへとになり道場に帰ってきたとさ。
もうすぐ続編行きます!
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みるく(プロフ) - 柚葉さん» コメントありがとうございます! (2021年6月5日 20時) (レス) id: 14f43f79f7 (このIDを非表示/違反報告)
柚葉(プロフ) - この作品、大好きなんです!合同任務なんですね。二人とも、無事にご帰還を!! (2021年6月5日 16時) (レス) id: 33c3d87eb8 (このIDを非表示/違反報告)
みるく(プロフ) - ここあさん» そうなんですね!IDが同じだったのでもしかしたらと思っていました…全然大丈夫です! (2021年5月4日 20時) (レス) id: 14f43f79f7 (このIDを非表示/違反報告)
みるく(プロフ) - ここあさん» ありがとうございます!コメントありがとうごさいました。 (2021年5月4日 20時) (レス) id: 14f43f79f7 (このIDを非表示/違反報告)
みるく(プロフ) - みみさん» ありがとうございます!明日更新頑張ります! (2021年5月4日 20時) (レス) id: 14f43f79f7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:みるく | 作成日時:2021年5月4日 13時