八十七話 ページ46
竈門side
炭「あの！お取り込み中大変申し訳ないのですが！」
俺がそう言うと有栖川さんは、首に顔を埋めていた煉獄さんを突き飛ばした。
バキバキバキバキッ！
本来ならならない様な音が屋敷中に響き渡る。
有『あっごめんなさい！さっきの事は、気にしないでね！あ！えっとえっと！あ！道場なら私が案内するから着いてきてね！それであのー私何話そうとしたんだっけそうだ！私の屋敷にいる間は離れを使ってね！好きなように使ってもらって大丈夫だから！ゲホッ！』
息継ぎもせず一気に喋ってしまったので有栖川さんはゼーゼーと酷く咳き込んでしまった。
炭「だ、大丈夫ですか？」
俺が、未だ咳き込んでいる有栖川さんの背中をさすっていると有栖川さんは、『ありがとう…』と言って息を整えている。
しばらくすると有栖川さんは元に戻り強化訓練が行われる道場へと俺達を、案内してくださった。
炭「とても広いですね！」
有『そうでしょう？私が小さい頃あまり長い時間外で鍛錬できなかった私を気遣って、師範がわざわざ作ってくださったの。』
広い道場を見渡しながら嬉しそうに微笑む有栖川さん。
喜んでる匂いと同時に少し悲しそうな匂いがした。
炭「…有栖川さんの師範は今どうしていらっしゃるのですか？」
思ってもみないことが口に出た。
有栖川さんの大きな目が更に見開かれる。
有『そんなこと聞いちゃうんだ。』
有栖川さんの纏う空気が一瞬にして変わる。
有『…私の師範はね…「Aー！！」
有『わっ！煉獄くん？吃驚した！』
勢いよく煉獄さんが道場に飛び込んできて残念ながらその話の続きは、聞けなかった。
でも興奮している煉獄さんをしばらくなだめた後、有栖川さんがこちらに来て『この話の続きが聞きたいなら夜、母屋の方に善逸くん達と来て？禰豆子ちゃんのお話も聞きたいし。』
そうコソッと耳打ちをした。
有『そろそろ始めようか。』
そう有栖川さんが微笑んだのを合図に「よろしくお願いします！」と元気な隊士の声が響き渡った。
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みるく(プロフ) - 柚葉さん» コメントありがとうございます！ (2021年6月5日 20時) (
レス) id: 14f43f79f7 (このIDを非表示/違反報告)
柚葉(プロフ) - この作品、大好きなんです！合同任務なんですね。二人とも、無事にご帰還を！！ (2021年6月5日 16時) (レス) id: 33c3d87eb8 (このIDを非表示/違反報告)
みるく(プロフ) - ここあさん» そうなんですね！IDが同じだったのでもしかしたらと思っていました…全然大丈夫です！ (2021年5月4日 20時) (レス) id: 14f43f79f7 (このIDを非表示/違反報告)
みるく(プロフ) - ここあさん» ありがとうございます！コメントありがとうごさいました。 (2021年5月4日 20時) (レス) id: 14f43f79f7 (このIDを非表示/違反報告)
みるく(プロフ) - みみさん» ありがとうございます！明日更新頑張ります！ (2021年5月4日 20時) (レス) id: 14f43f79f7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みるく | 作成日時：2021年5月4日 13時
