八十四話 ページ43
有栖川side
胡「何故、あなた方は昨日勝手に帰ったのですか?貴方達まだ蝶屋敷で2日から3日は安静って言ってましたよね?」
有『ごめんなさい…強化訓練だからもういいのかと思った…ほんとにごめんなさい…。』
私が素直に謝るとしのぶちゃんは、大きな溜息をつき「じゃあAさん。そこに座ってください。診察しますよ。」と言って渡しを近くの椅子に座らせた。
胡「…脈がやけに速いですね。強いめまいとかありませんでしたか?」
有『…朝ごはん作っている時に少しだけ…寝不足だと思う。』
煉獄くんのせいだけど…。
胡「…そうですか。まぁ…大丈夫でしょう。他は異常なしなので大丈夫だとは思いますが、少しでも体調に変化があったら鴉を飛ばしてくださいね...あと、煉獄さん。」
しのぶちゃんは立ち上がり煉獄くんにこう告げる。
胡「夜の行為は、程々に。禁止命令出しますよ?」
ここからは顔は見えないけれど煉獄くんが世にも恐ろしいようなものを見るような目でしのぶちゃんを見下ろしていたので多分放送禁止レベルの怖い顔をしていることだろう。
煉「す、すまなかった…次からは限度というものを考えます。」
「ほんとうに申し訳ない」と言ってついには床と頭をごっつんこし始める煉獄くん…そんなに怖かったんだ…あはは…
胡「はーい…分かりましたー。じゃあ私は帰らせていただきますね。ご機嫌よう〜?」
笑いながら蝶のように軽やかに行ってしまった…しのぶちゃん!お礼言えてないのに!
煉「A…今すぐ寝なさい!今すぐだ!」
余っ程怖かったのかガタガタ震えながら私を抱えて寝室に連れていく煉獄くんに、少し引きながら言われるがままにベットに寝かせられる。
煉「早く寝なさい!あ、子守唄歌おうか?」
煉獄くんの大きな声で歌われても逆に目が覚めるよ!
有『煉獄くんも一緒に寝ないの?』
煉「俺は大丈夫だ!ははは!」
有『嘘つき!すごく眠そうだよ!』
私が勢いよく引っ張ると呆気なく布団に引きずり込まれた彼。
煉「俺は大丈『一緒に寝よ?』
煉「ゔ…わかった…寝よう…」
わー煉獄くんいい子ー!
有『おやすみ。』
私は、煉獄くんの暖かい体温を感じながら目を閉じた。
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みるく(プロフ) - 柚葉さん» コメントありがとうございます! (2021年6月5日 20時) (レス) id: 14f43f79f7 (このIDを非表示/違反報告)
柚葉(プロフ) - この作品、大好きなんです!合同任務なんですね。二人とも、無事にご帰還を!! (2021年6月5日 16時) (レス) id: 33c3d87eb8 (このIDを非表示/違反報告)
みるく(プロフ) - ここあさん» そうなんですね!IDが同じだったのでもしかしたらと思っていました…全然大丈夫です! (2021年5月4日 20時) (レス) id: 14f43f79f7 (このIDを非表示/違反報告)
みるく(プロフ) - ここあさん» ありがとうございます!コメントありがとうごさいました。 (2021年5月4日 20時) (レス) id: 14f43f79f7 (このIDを非表示/違反報告)
みるく(プロフ) - みみさん» ありがとうございます!明日更新頑張ります! (2021年5月4日 20時) (レス) id: 14f43f79f7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:みるく | 作成日時:2021年5月4日 13時