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七十四話 ページ33

煉獄side


煉「本当にすまなかった!で、出来心だったんだ…」


今、俺はAに土下座をしている。


何故かって?


覗きをしたからである。


有『許さない。変態煉獄くんとは別れる。さよなら!』


そう言って立ち去ろうとするAにしがみつく。


煉「それだけは駄目だ!別れたくない!」


有『離して!やだ!誰か助けて!!』


その声を聞きつけた甘露寺が俺とAをペイっと引き剥がした。


有『蜜璃ちゃん…ありがとう〜。』


蜜「大丈夫?顔が真っ青よ?何があったの?」


すると何故か胡蝶がその問いに答えた。


胡「煉獄さんがAさんの診察中に覗きをしたんです。それで…」


蜜「怖かったわね〜こればっかりはキュンキュンしないわ。恋人と言えど覗きなんて駄目ですよ!煉獄さん。」


Aを抱きしめたまま甘露寺は俺を少しにらめつける。


煉「すまなかった…A。もうしないと誓うから別れないでくれ…君が好きなんだ。」



有『いつまで土下座してるの?早く頭上げて。』


煉「!!」


頭を上げると少しむくれ顔のAが腕を組んで目の前に立っていた。


煉「A〜!好きだ!可愛い!愛してる!」


勢いよく抱きしめるとAは可愛い反応を見せた。


有『っぅぅ…私も好き。』


といってなんと頭を俺の胸に預けたのだ。


すり寄ってくるAに俺はいろんな感情が頭の中を駆け巡った。


煉「A。顔を上げてくれ。」



有『うん。』


煉「先程は本当にすまなかった君を愛しているが故に…あんな事を。」


有『もう怒ってないよ。私こそごめんね。別れるだなんて言って。』


にこりと微笑んだAに俺も笑みが溢れた。


そしてそのまま互いの口が近づいて…。



胡「はーい。そういうことは2人部屋でやってくださいね。」


そう言って胡蝶は、俺たちを引きずって奥の2人部屋へと連れて行った。


胡「夕飯できたら持って来ますね。では。」


ピシャリとしまった襖は夕飯が運ばれてくるまでは開かないだろう…なら…


俺はAに軽く接吻をする。


そして引いてあった布団にAとともに倒れ込んだ。


煉「すこし寝よう。今日の夜のために。」


少し意地悪く言うとAは顔を真っ赤にして頷いた。


Aを引き寄せ腕の中に閉じ込めた俺は目を閉じた。


煉「おやすみ。俺の可愛いA。」

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みるく(プロフ) - 柚葉さん» コメントありがとうございます! (2021年6月5日 20時) (レス) id: 14f43f79f7 (このIDを非表示/違反報告)
柚葉(プロフ) - この作品、大好きなんです!合同任務なんですね。二人とも、無事にご帰還を!! (2021年6月5日 16時) (レス) id: 33c3d87eb8 (このIDを非表示/違反報告)
みるく(プロフ) - ここあさん» そうなんですね!IDが同じだったのでもしかしたらと思っていました…全然大丈夫です! (2021年5月4日 20時) (レス) id: 14f43f79f7 (このIDを非表示/違反報告)
みるく(プロフ) - ここあさん» ありがとうございます!コメントありがとうごさいました。 (2021年5月4日 20時) (レス) id: 14f43f79f7 (このIDを非表示/違反報告)
みるく(プロフ) - みみさん» ありがとうございます!明日更新頑張ります! (2021年5月4日 20時) (レス) id: 14f43f79f7 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:みるく | 作成日時:2021年5月4日 13時

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