五十四話 ページ14
有栖川side
有『あぁ…頭痛い…』
朝起きて私が、一番最初に発した言葉。
雨と寝不足が原因だと思います。
昨日、布団に入ったのはいいけど煉獄くんのことを考えてしまい眠れなかった。
有『はぁ…煉獄くんはどこまで私を困らせれば済むのよ…』
はぁ…頭痛い…
有『…お薬飲もう…』
私は痛む頭をおさえふらふらと薬がある方へと向かう。
有『…く、薬が切れてる。』
やっと頭痛から解放されると思っていたらなんと薬が切れていたのだ。
絶望する私を見て雪は心配になったのか
雪「大丈夫カ?蟲柱のところに行くか?」
と言ってくれた。
有『うん…雪くんありがとう一緒に行こう…』
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蝶屋敷に着くとちょうど廊下にしのぶちゃんがいて「大丈夫ですか!?」と駆け寄ってきてくれた。
有『…頭が痛くて…薬が切れたから…来たの。』
胡「顔色がよくないですね…とにかく診察室へ。」
しのぶちゃんに手を引かれながら診察室へと向かう。
私が体調が優れない時はこんな感じでいつも丁寧かつ迅速に対応してくれる。
そして私がまず診察室に来て言われる言葉。
胡「いつも言ってますよね?薬が切れそうになったらすぐ来てくださいって。」
有『すみません…』
胡「…とにかく…そこのベッドで横になっていてください。はぁ…煉獄さんがこの事を知ったら血相変えて屋敷に来ますよ?あの人Aさんの事になると人が変わりますしね。愛されてますね〜!ほぼ両思いのAさん!」
思わず顔を上げると顔に青筋を立てたしのぶちゃんがいた。
笑顔が怖い…
有『こ、告白はされたんだけど…私、まだこの気持ちが恋とかよくわからなくて…あのね…煉獄くんをみると心臓が苦しくなって、煉獄くんのことしか考えられなくなって…とにかくいろいろおかしいの!これって恋「恋ですね。貴方煉獄さんに完全に恋してます。逆に恋以外ありません」
有『…本当に!?うっ…痛っ…』
そうキッパリと言い張るしのぶちゃんにびっくりしていると話に夢中になっていて気づかなかった頭痛がまた痛み出した。
頭が割れるように痛い。
あの時すぐに薬を飲まなかったからだ。
先程よりも酷く痛む頭を抑える。
世界が反転したかと思うと私はそのまま意識を手放した。
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みるく(プロフ) - 柚葉さん» コメントありがとうございます! (2021年6月5日 20時) (レス) id: 14f43f79f7 (このIDを非表示/違反報告)
柚葉(プロフ) - この作品、大好きなんです!合同任務なんですね。二人とも、無事にご帰還を!! (2021年6月5日 16時) (レス) id: 33c3d87eb8 (このIDを非表示/違反報告)
みるく(プロフ) - ここあさん» そうなんですね!IDが同じだったのでもしかしたらと思っていました…全然大丈夫です! (2021年5月4日 20時) (レス) id: 14f43f79f7 (このIDを非表示/違反報告)
みるく(プロフ) - ここあさん» ありがとうございます!コメントありがとうごさいました。 (2021年5月4日 20時) (レス) id: 14f43f79f7 (このIDを非表示/違反報告)
みるく(プロフ) - みみさん» ありがとうございます!明日更新頑張ります! (2021年5月4日 20時) (レス) id: 14f43f79f7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:みるく | 作成日時:2021年5月4日 13時