九十四話 ページ6
有栖川side
有『うん。炭治郎くんと善逸くんはもう大丈夫みたいだね。合格!次の柱のところに行っていいよ。』
炭「もういいんですか?」
有『うん。今日はもう炭治郎くんは、細かいところを修正するだけだったから。でも凄いよ、たったの2日で合格なんて。私が、炭治郎くんと同じ歳の頃はそこまで強くなかったし。』
無限列車の任務の時から、強いとは思っていた。
私達が呑気に眠っている間にこんなにも力をつけているとは正直予想もしてなかったというのが本音である。
私も、炭治郎くんと同い年くらいの頃にこんなに強かったら師範を救うことが出来たのかな……少し羨ましいかも。
炭「有栖川さん?大丈夫ですか?」
炭治郎に声をかけられ私は現実に引き戻された。
有『え?ああ!大丈夫!少し考え事していただけだから。気にしないで。』
いけない!…また自己嫌悪に浸っちゃった…御館さまや杏寿郎に助けて貰ってやっと立ち直ることが出来たのに…いけないいけない!
私は、そんな情けない感情を抑え込むかのように無理やり笑顔を作った。
炭「そうですか…」
何となく気まずい空気が流れる。多分、炭治郎と善逸くんは匂いや音で私が嘘をついていることくらい分かっているんだろうな…
それがわかっていて敢えて何も聞かないんだろう…とても優しい子達。
感謝の気持ちも込めて2人の頭を撫でると炭治郎くん達は顔をゆでダコのように真っ赤にした。
可愛いなぁ…
弟がいたらこんな感じなのかな。
有『可愛い可愛い。』
炭「じゃ、じゃあ伊之助も合格したみたいなので俺達は失礼します!ありがとうございました!」
伊之助くんが、合格をした瞬間逃げるように炭治郎くんたちは、私の屋敷を出て次の柱のところに行ってしまった。
可愛いって言ったのがいけなかったみたい……思春期真っ盛りの男の子に…ごめんなさい…
次からは気をつけます…
中途半端な状態ですみません…
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みるく(プロフ) - 華さん» ありがたいお言葉をいただき本当に嬉しいです。最近は忙しくてなかなか更新できていませんが出来るだけ早く更新できるように頑張ります! (2021年10月23日 18時) (レス) id: 14f43f79f7 (このIDを非表示/違反報告)
華 - いつも更新楽しみにしています!本当にこの作品が好きです。これからもがんばってください。応援しています! (2021年10月23日 18時) (レス) id: 95cefb630e (このIDを非表示/違反報告)
みるく(プロフ) - 桃んさん» ありがとうございます! (2021年9月6日 9時) (レス) id: 6c726376e6 (このIDを非表示/違反報告)
桃ん - 続編おめでとうございます!!!!!! (2021年9月6日 9時) (レス) id: 7c2939c0a2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:みるく | 作成日時:2021年9月5日 14時